澁澤塾とわたし #2
経済学部:栗原朗
はじめに
澁澤塾は「意識が高い」という話をよく聞く。忌憚無く言うならば、活動内容の多くはまさしく意識が高い活動に思える。しかし、所属する人物までもが意識が高いと断ずることは難しいと考える。【*1】本記事で紹介するのは、お世辞にも意識が高いとは言えない、凡庸な運営の人の話である。
【*1】勿論、明確な目的意識を持った「デキる人」も所属している。そんな人と関われる機会が得られることは決して悪いことではないというのが私の意見である。
入るまでの平凡な自分の話
少々前置きが長くなってしまったが、澁澤塾に入る前の自分について話を進める。
人と関わることが好きではない自分は、入学当初から部活動に入ることも、サークルなどに所属することも特段考えることなかった。それどころか、授業内でもほとんど他者と関わらずに1人で過ごすつもりでいた。【*2】
さらに、ゲームを趣味に持っていたのでそれを続けながら、1人で授業を受け続けるのだろうというぼんやりとしたイメージ以外は何も考えていなかった。とどのつまり大学生活を勉強をこなしつつ緩く過ごす人(ダメ人間?)であったのである。
【*2】もっとも、澁澤塾以外に所属サークルがない・未だに授業では話す人がほぼいないなど、現在でもそのスタンスはさほど変わっていない。
なんで、私が澁澤塾に。
そんな私は何故澁澤塾に入ろうと思ったのか。決して「自分のさらなる成長のため」などといった高尚な目的を持っていたわけでもなんでもない。ただ単に「面白そうだったから」である。【*3】なんとなく大学生らしいことが出来ると思ったことも理由になるとは思われるが、それ以上に面白いと思った事が加入の大きな要因になっているのではないか、と振り返って思う。
【*3】なお、自分が興味を持ったのはクニプロ主催の「お掃除企画」であり、この国立地域を清掃しながら参加者同士が交流するイベントは現在も継続している。
興が赴くまま進んだ結果
面白いと思ったものに取り組もうと活動を始めて早2年程経過した。今振り返ると、かなりぶっ飛んだことをしてきたのではないかと思う。定例での清掃イベントの企画、ある学校の地域の探究活動への参画、高校生向けキャンパスツアーと教授をお招きしての模擬授業の開催、企業と提携した地域おこしイベントの実施など、加入前からは想像もしていなかったところまで来てしまった。
とはいえ、普段は相も変わらず趣味であるゲームやラジオに勤しんでいることから、面白いと思ったことをやる点だけはかわっていないなと思うもの
である。今後も、このスタンスは変えずに活動を続けていくつもりである。
************************************
あとがき 連載「澁澤塾とわたし」について
今までのnote記事にも書かれてあるように、澁澤塾は何をやっているのかよく分からない、いわゆる「意識の高い人」が集まるコミュニティだとされてきました。
しかし、わたしたちだって、大学に行って授業を受けて、澁澤塾以外にも活動場所を持ち、サークルやバイト・就職活動など、多くの大学生が経験することを毎日楽しみながらやっています。
でも、そんな日常に変化がないと、つまらないな、と感じることがあるのではないでしょうか。その「ツマラナサ」をどうすれば「楽しさ」とか「わくわく感」に変えることができるのか、を澁澤塾は考えています。
例えば「降り注ぐ課題、サークルでの雑用、窮屈な人間関係、迫りくる就活。私たちを苦しめるモノ・コト・ヒトは生活の各方面にある*1」と感じたときに、少しわたしたちの活動を覗きに来てください。
************************************
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?