YouTubeの予告CMに苦情が入る【ホラー映画を毎日観る人】(260日目) 「死霊館のシスター」
「死霊館のシスター」(2018)
コリン・ハーディ監督
◆あらすじ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1952年ルーマニアの聖カルタ修道院で一人の修道女が自ら命を断った。あまりにも不可解な点が多いことから教会はバーク神父、そして助手として志願生のシスターアイリーンを調査に向かわせた。現地で道案内を以来したフレンチーと共に修道院を訪れる一同。そこで彼らは悪魔のシスター“ヴァラク”と対峙することになる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
死霊館シリーズ5作目にあたり、全ての元凶となる悪魔“ヴァラク”にスポットを当てた作品です。今作でもジェームズ・ワン氏は製作のみを担当しました。
YouTube上で公開された予告CMは冒頭に音量を下げる旨の警告が出た数秒後にヴァラクが絶叫するというシンプルなものでしたが警告に気づかずに見てしまい驚く人が続出。SNS上で苦情が殺到したためYouTube側がこのCMを配信停止としました。
その他にも監督のコリン・ハーディ氏が撮影中に心霊現象に遭遇したりと公開前までに何かと話題になりました。
シリーズ物なのでどうしてもそれまでの作品と比べてしまい本当に申し訳ないのですが、怖がらせ方はかなりベタで新しさはなく、クロスワードの伏線やフレンチーの女好きキャラや中途半端な恋愛要素も先の展開のために無理に作っているようで違和感がありました。
序盤はバーク神父が主人公なのかと思って見ていましたが中盤で「あれ?バーク神父って今何してるんだ?」みたいな空気になる場面もあります。
エンディングのクレジットでも分かる通り主人公はシスターアイリーンで、常に一生懸命で思いやりもあり好感が持てました。
人気シリーズゆえの辻褄合わせや大人の都合、上からの注文や意見など様々なしがらみを感じる部分もありますが不気味な儀式や魔術のクオリティは高くてとても良かったです。
作品単体としては矛盾もないししっかりと楽しめます。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?