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猿のマスクは被らない。邪魔だもんね。「キル•ハント」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(411日目)

「キル•ハント」(2019)
アーロン•ミルテス監督

◆あらすじ
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リーヴァイとメンフィスの兄弟は人里離れた牧場にターゲットを誘い込み、狩りと称して殺戮を繰り返していた。そして今回はリーヴァイの恋人ブルックや友人のオーウェンとキンバリーが標的となり、何も知らない彼女らはキャンプや狩猟を楽しむ予定だった。そして突如として始まる狩り。標的はブルックたち。最後まで生き延びるのは一体誰なのか。そして兄弟の目的とは。
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“殺人鬼兄弟による人間狩り”

というかなり王道展開のスラッシャー映画です。
意外性はありませんでしたが、要点をしっかり抑えているのでそれなりに楽しめました。

現在、アマゾンプライム、U-NEXT、DMMTVなどで配信中です。

このジャケ写だけを見て「猿人間が森を訪れた人々を襲う」という内容だろうと思っていましたが全然そんなことは無かったです。

殺人鬼兄弟の兄•メンフィスが人間狩りの際に猿のマスクを被るのですが、“なぜ被るのか”の理由は最後まで明らかになることはありませんでした。しかもジャケ写では猿のマスクを全面に推していますが、キンバリーたちを狩る際は被ってません。邪魔だからでしょうか。

兄のメンフィス
弟のリーヴァイよりも狂気性を纏っており、殺人を楽しんでいる節があります。

基本的に兄弟は詰めが甘く、墓穴を掘りがちです。しかし逃げられないように森を電気柵で囲ったり、有刺鉄線やトラバサミなどの罠を至る所に配置するなど準備に抜かりはありません。

更にこの兄弟の人間狩りは娯楽などではなく、殺害した人の歯や臓器を金持ちに売り払い、その売り上げで生活を送るためという設定が面白かったですです。手口としてはリーヴァイが毎回のように恋人と友人たちをキャンプに誘いだし犯行に及ぶと言うやり方で効率は悪いですが計画性は高いです。

弟のリーヴァイ
兄のメンフィスよりも理性的で表向きは好青年を演じています。

この兄弟にある程度バックボーンがあるので内容も動機もすんなり入ってきます。

ラストはB級映画あるあるの「いや!そうはならんだろ!」という衝撃の終わり方で思わず笑ってしまいました。
ちなみにエンディングの時の“リーヴァイとメンフィスを追悼して”はどういう意味なんでしょうか?

あと、今作のアーロン•ミルテス監督が撮ってる「タコゲーム」が非常に気になります。

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