さすがネトフリ!引きを作るのが上手すぎる優等生な三部作の1作目「フィアー•ストリート Part1:1994」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(404日目)
「フィアー•ストリート Part1:1994」(2021)
リー•ジャニアック監督
◆あらすじ
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1994年、凄惨な事件が頻発する町シェイディサイドでまた新たな殺人事件が起こる。高校生のディーナは恋人のサムが治安の良い隣町のサニーヴェイルに引っ越したことで仲違いしてしまう。そんな中、あることをきっかけに覆面の殺人鬼に命を狙われることになった彼女たちはこれまでの殺人事件や殺人鬼が全て繋がっていること、そして片手の魔女サラ•フィアーの呪いの存在を知る。ディーナたちは長きに渡るこの呪いに終止符を打つことは出来るのだろうか。
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R•L•スタイン氏の大人気ホラー小説「フィアー•ストリート」が原作のNetflixオリジナル作品で三部構成となっており、今作はその第1作目です。
“覆面の殺人鬼”
が登場した時点で「スクリーム」よろしくのミスリード盛り盛りのスラッシャー映画なのかなと思いましたがまんまと裏切られました。
ひねりのあるオリジナリティ溢れるストーリー、センスのある構成、あるべき性の在り方を描き、青春要素やコメディのバランスも良くて非常に面白かったです。
登場人物もそれぞれ役割がしっかりしており、
殺人鬼たちが襲ってくる条件が
“死ぬ運命にある(サラ•フィアーに目をつけられた)人物である”
ということが判明した中盤以降は一気に物語が加速し、“その人物の血液がついた服などを身に着けている者も狙われる”という特性を活かし、それを逆手に取って反撃するなどの熱い展開の連続が最高に盛り上がりますし、やっぱりだだっ広い無人のスーパーでの戦いにハズレなしですね。特にパンを切る機械に巻き込まれるシーンはトップクラスにお気に入りです。
その都度対策を話し合い、迎え撃ったり、逃げたりするためシーンも目まぐるしく変わるので飽きることは絶対に無いと思います。
本当に優等生な作品なので特に揚げ足を取るようなところもありません。
まだ全貌は明らかになっていませんが
サラ•フィアーの呪いやシェイディサイドで度々起こる殺人事件とその犯人の関連性等など
とにかく引きが強く、2作目以降も非常に楽しみです。
保安官ニックの「また始まった」というメモは一体何なのでしょうか。気になります。
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