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新年一発目にふさわしい傑作!若者よ、危機感を持ってくれ!「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」現在公開中【ホラー映画を毎日観る人】(388日目)

「TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー」(2023)
ダニー•フィリッポウ監督
マイケル•フィリッポウ監督

◆あらすじ
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母を亡くした高校生のミアはSNSで話題の「#90秒憑依チャレンジ」に友人たちと参加する。呪物の手を握り「Talk to me」と唱えて霊を憑依させるという危険な遊び。90秒以内に手を離さなければ霊に体を乗っ取られてしまう。ミアたちは憑依中の友人を動画で撮影したりからかったりするなどしてスリルと快感を味わう。そんな中、ミアの親友であるジェイドの弟ライリーに憑依したのはミアの母だった。
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公式サイト↓

“霊を憑依させる”という遊びが流行っている

というぶっ飛んだ設定と

そんな危険なものに思慮浅く首を突っ込んでいく若者たち

という構図が非常に面白く、一切先の読めない展開の連続にどハマリしました!傑作です!

霊、ヤバい、キモチいい。
というキャッチコピーが良いですね。

本作の監督を務めたフィリッポウ兄弟は双子でオーストラリア出身、総再生数15億回、登録者数679万人を誇る「RACKARACKA」というYouTubeチャンネルで世界的に有名な超人気YouTuberでもあります。今作『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』が初の長編映画監督作品となります。

今後は今作の続編となる「Talk 2 Me」、格闘ゲーム『ストリートファイター』の実写化でも監督を務めることが決まっている要チェックのクリエイターです。

この作品の何が怖いって
危険なものを危険なものだと分かっているのにノリと勢いで容易に手を出してしまう若者たちの危機感の無さが一番怖いです。

皆に囲まれスマホを向けられるという
断り辛い状況になるのも本当に嫌です。

まるでドラッグで羽目を外すかのように霊を憑依させてトリップを楽しむミアたち。
”18歳以上”、”90秒まで“というルールには何の根拠もないし、誰が決めたのかも分からないそのルールを何も考えずに信じています。しかもその様子を撮影して投稿するなど“昨今の若者がいかに危機感が無く、そして怖いもの知らず“かを象徴しているかのようでした。

この呪物も絶妙にリアルでキモいです。

ミアはライリーに憑依したのが自分の母親だと知ると、ライリーのことよりも母と喋りたいという己の欲求を優先してしまい制限時間を破り、その結果取り返しのつかない事態に陥ってしまいます。

その後、ミアは親友の弟を意識不明にしてしまった負い目から何とかしようと行動に移しますがやることなすこと全て裏目に出ます。

ミアの置かれている状況や行いは
霊にとっては格好の獲物なのかもしれません。

登場する霊は人間の体を乗っ取るためにとにかく狡猾です。
言っていることがどこまでが本当なのか定かではないし、なんならミアの母だと思われる霊も偽物だったのではないでしょうか。ライリーの魂が亡霊たちに苦しめられている様子を見せたのも罪悪感を感じているミアの心に付け入るためだったのかもしれません。

ラストはスタンディングオベーションしたくなるほど気持ちの良い終わり方で非の打ち所がありません。

是非とも映画館の大きなスクリーンで見届けてください!

☆この度ホームページを開設しました!
もしよかったら覗いてやってください。

渋谷裕輝 公式HP↓


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