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制作陣のホラー愛を感じる!優等生な三部作の2作目「フィアー•ストリート Part2:1978」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(405日目)

「フィアー•ストリート Part2:1978」(2021)
リー•ジャニアック監督

◆あらすじ
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1978年、シェイディサイドで暮らすジギーは姉のシンディらと共にナイトウィング•キャンプに参加する。学生たちでごった返すキャンプ場で周囲と馴染めないジギーは唯一自分に親切なニックと仲を深めていく。一方、近くの廃屋を訪れたシンディたちは不気味な儀式の跡や呪術書、胎動する物体を発見。そしてその場に居合わせたトミーは何かに取り憑かれたかのように突如として学生たちを殺害し始める。
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前作「フィアー•ストリート Part1:1994」のラストに登場し、ごりごりに物語の鍵を握る女性C•バーマンが過去に遭遇した事件にスポットを当てています。

大筋としての謎がしっかり縦糸として繋がっている構成が
本当に素晴らしいです。

片手の魔女“サラ•フィアー”の呪いの被害者であり、唯一の生存者であるジギー(C•バーマン)。

唯一の生き残り C•バーマン

彼女が学生時代にナイトウィング•キャンプ場で遭遇した凄惨な殺人事件はなぜ起きたのか、そしてどのようにして彼女は助かったのか等など、前作での謎が少しずつ解明されていくと共に、現代パートとの関係性が立体的になります。

前作と比較すると過去の事件や呪いに関連する伏線が随所に張り巡らされているため気を抜くと置いて行かれそうになります。
情報量が前作よりも増えた分少し疲れましたが、スラッシャー映画としても十分に楽しめるし、登場人物の役割や関係性が前作同様に非常に明確でとても良かったです。
あと、「キャリー」を筆頭に名作ホラーのオマージュが多く、制作陣のホラー愛をこれでもかと感じ取れます。

ジギー(C•バーマン)
姉のシンディ
あの保安官ニックも登場します。

余談ですが
終盤の現代パートでサラ•フィアーの行方不明になっていた片手がショッピングモールの植え込みからあっさり見つかるくだりは少し気になりました。

前作にも登場したズタ袋を被った殺人鬼がメインです。
こんなのが廃屋の地下にあったら嫌ですね。

いよいよ次作では片手の魔女“サラ•フィアー”にスポットを当てると共に事件の真相にも迫りそうです。明日が楽しみです。

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