頼むよ!捜査とかどうでもいいから、シャークラブを見せてくれ!!「KANIZAME シャークラブ」【ホラー映画を毎日観るナレーター】(412日目)
「KANIZAME シャークラブ」(2023)
マーク•ポロニア監督
◆あらすじ
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麻薬捜査官のブラドックはサメを原料とした強力な麻薬HT25を生み出した組織に潜入する。HT25は使用する者のDNAを改変してしまうという恐ろしい副作用を持っており、その研究過程で不気味な生物をたくさん生み出していた。そして実験中の爆発により一部の生物が脱走。その中にはサメとカニの合体生物シャークラブも含まれていた。
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典型的な低予算サメホラーですが、その中でも中々に低クオリティな部類です。笑える酷さなら良いんですけど今作は笑えないタイプの酷さでした。
タイプ的には「シャーキュラ 吸血鮫」に近いです。
ちなみに笑えるタイプの酷い作品はこちらです。
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素直にシャークラブの脅威を見せてくれれば良いものの、麻薬捜査官のブラドックと敵組織の女のラブロマンスやミステリーサスペンス展開など余計なことばかりするので肝心のシャークラブががっつり登場するのは始まってから50分過ぎです。(本編は70分です)
その恋模様やサスペンスが面白ければまだ良いんですけど、シーンをただただ繫ぎ合わせて形にしているだけなので面白くはないです。
シャークラブは安っぽいCGと人形なので迫力はありませんがデザインは中々に凝ってます。
ちなみに終盤で大きさが突如バグって巨大化します。そんな設定ありましたっけ?
組織が作り出したHT25(ハイ•トラム25)はドイツ語で“サメの夢”という意味で、強い幻覚作用があります。使用するとサメになりたいという衝動に駆られ、使用し続けると最終的にサメ人間になります。
こういうおバカなところをもっと全面に出して欲しかったです。
お金をかけてシャークラブのクオリティを上げてもっと登場させて、グロ描写だったり血飛沫を派手にしたらそれなりに見れる作品になるかもしれません。
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もしよかったら覗いてやってください。
渋谷裕輝 公式HP↓