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“死に巻き込まれた人々の群像劇”大どんでん返しの飛行機パニックホラー「7500」【ホラー映画を毎日観る人】(379日目)

「7500」(2014)
清水崇監督

◆あらすじ
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東京羽田空港行きのビスタパシフィック7500便。機内にはトランクを大事そうに抱えている男、仮面夫婦、ヘビメタ女、不倫をしている客室乗務員など一癖も二癖もある人々が乗り込んでいる。離陸後、すぐに乱気流に巻き込まれ機内はパニックになる。収まったかと思いきや、今度はトランクを抱えていた男が息ができないと突然苦しみだす。手当の甲斐なく死亡してしまった男。その男の死をきっかけに機内で不可解な現象が次々と起こり始める。
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ホラー映画界のレジェンド清水崇監督による日米合作の飛行機を舞台とした作品です。

現在、アマゾンプライムとU-NEXTで配信中です。

怖そうな雰囲気や緊張感が終始漂っており期待が高まりましたが「ピークはいつ来るんだろう?」と思っていたらそのまま終わってしまった印象です。

登場人物が多い割にはみんな薄味で、誰にスポットを当てているのかが分かりにくかったです。妻と離婚予定の救命士が主人公ポジションではあると思うんですけどあまり印象には残りませんでした。

なのでこれは
「死に巻き込まれた人々の群像劇」
という風に見るのが良いかもしれません。

このセリフがとても印象的でした。

ストーリー的には一番最初に死んでしまった男ランスのトランクの中に入っていた人形が作中における鍵なんだと思われます。
日本の客に売り渡そうと大事にトランクにしまっていた“シニガミと呼ばれる不気味な少女の人形”。
これがどうやらいわくつきの代物でランスの死もその後立て続けに起こる怪奇現象もこの人形の仕業っぽいです。

ですがこの人形のディテールやどれくらいヤバいのかなどが何も分からないのでいまいち怖さが伝わってきませんでした。
肝心の怖いシーンも映像が暗すぎて見えなかったり、シンプルに手が出てくるだけなどで正直なところ怖さは控えめでした。

ランスが死亡するシーンや機内がパニックになるシーンの
迫力は素晴らしかったです。

ラストのオチというか大どんでん返しは個人的にめちゃくちゃ好きでした。かなり絶望的な終わり方で良かったです。

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