極上の“白石ホラー”ロードムービー「オカルトの森へようこそ THE MOVIE」【ホラー映画を毎日観る人】(345日目)

「オカルトの森へようこそ THE MOVIE」(2022)
白石晃士監督

◆あらすじ
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映画監督の黒石は助監督の市川と共にノンフィクション映画を撮影するために三好という女性の元を訪ねる。三好は山に隕石が落ちた後に自分が得体の知れない何かに襲われる様子を動画に収めて黒石に送っていたのだった。三好の住居があるのは人里離れた場所で自殺スポットも存在する山奥だった。三好への取材を行っている最中に突如三好の口から謎の生命体が出現し、黒石たちは逃げ惑う。そこへ猟銃を持ったスーパーボランティアの江野やイケメン霊媒師のナナシが現れ、一同はなし崩し的に行動を共にして隕石と謎の生命体の正体を探る。
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公式サイト↓

『オカルトの森へようこそ』公式サイト｜KADOKAWA

鬼才“白石晃士”監督の
新感覚POVモキュメンタリー
ロードホラームービー
です。

「ノンフィクション映画を撮影するために人里離れた家を訪ねたら怪事件に巻き込まれてしまう」

という大筋の中で常に様々な事件が巻き起こるので息つく暇もないあっという間の2時間でした。

あまりにも色んな事が起きるので
ワンクールのドラマを見たくらいのお得感があります。

こんなの絶対にテンション上がるやつじゃないですか。

•三好家で起こる不可解な出来事と怪物の出現

•怪物を猟銃で撃退する自称“正義の味方”江野

•バスで逃走中に乗り込んでくるが速攻で殺される完全に出落ちの霊能者ヒロシマソウテン

•巨大な怪物の出現とそれを圧倒するイケメン霊能者ナナシ

•謎の宗教団体施設に潜入

•隕石を巡る信者達との攻防、殺し合い等など

それぞれで30〜40分の短編ができるくらい濃密なので上映時間が3時間を越えたり、前後編に分かれてもいいので欲を言えばもっと一つ一つの出来事をじっくり見せてほしかったなとも思いました。

霊魂なのか地球外知的生命体なのかは不明ですが
このデザインが非常に秀逸でした。

シンプルで無機質な見た目だけど大きさやデザイン等に違いがあり、白石監督のこういったオリジナリティがすごく好みです。

スケールがデカいです。
めっちゃ好きです。

登場人物も非常に個性的で

常におどおどしているけど終盤ではカメラにくくりつけた
包丁で白兵戦を戦い抜く黒石監督

行動力の固まりであるとともに戦闘センスも高い
助監督の市川

何かしらに乗り移られているので
完全に電波系になってしまった三好

猟銃、ナイフ、体術を使いこなす
自称“正義の味方”江野

イケメン霊媒師のナナシ

等など
メインも脇役もハチャメチャに味付け濃いめです。

儀式のシーンも最高でした。