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非日常が日常に食い込んでくる。“想像できうる恐怖”「呪怨2(ビデオオリジナル版)」【ホラー映画を毎日観る人】(357日目)

「呪怨2(ビデオオリジナル版)」(2000)
清水崇監督

◆あらすじ
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鈴木不動産の仲介により新たな人の手に渡ったいわくつきの物件“旧•佐伯家”。鈴木不動産社長•達也の妹で霊感のある響子はこの物件にただならぬものを感じ、独自に調査を始める。そして村上家のことだけでなく、小林の変死、佐伯一家のことも知る。その一方で達也と息子が引っ越してきた団地の部屋にも恐るべき過去が隠されていた。
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前日に視聴した
「呪怨(ビデオオリジナル版)」の続編です。

現在
DMM TV、U-NEXT、huluで1も2も配信されてます。

私は1を視聴する際、DMM TVで配信されていることを知らずにわざわざAmazonプライムで300円払ってレンタルしてしまいました。

皆様、どうかお気をつけ下さい。

前作未視聴の方にも優しい構成になっており、前作そのままの佐伯家と小林のくだりが丸々30分流れます。なので前作を視聴している方は30分飛ばしても特に問題はありません。

映像作品としての完成度が高く、何回見ても面白いものは面白いので私は飛ばさずにそのまま見てしまいました。

響子と達也

前作と同じく、旧•佐伯家に関わる人々に降り掛かる恐怖をオムニバス形式でお送りしています。

•鈴木不動産の社長の達也
•その妹で霊感のある響子
•前作からこの事件を追っている神尾刑事
•達也の息子•信之
等など、絶妙な構成で80分弱の作品とは思えない見応えとボリュームを感じます。

そして前作よりも格段に怖さがパワーアップしています。

“想像させる怖さ”

“「ここで来る」が分かっているのに怖い”

という“清水崇節”を遺憾無く発揮しており、取り憑かれた北田や床から覗く俊雄、天井いっぱいの伽椰子の顔など

非日常が日常に食い込んでくる“想像できうる恐怖”
というものがとにかく恐ろしいです。

こんなの何回見たって怖いです。

あと、流石に無限伽椰子は怖いを通り過ぎて笑いました。2作目であれだけのインフレを起こせるのは清水監督以外にはいないと思います。

外にいるのが全員伽椰子です。

終わり方も後味が悪く、これからもこの家に関わる人々に不幸が訪れるということを示唆する嫌な締め方で最高でした。
こういう終わり方だと続編を作ることができるのでホラー映画においてはバッドエンドの方が好みです。

ちなみに
達也の息子•信之の同級生役で市原隼人さんが出演されており、おそらくこれが映像作品への初めての出演だと思われます。
(同じ年に日清食品「スパ王」のCMにも出演されているためもしかしたらそちらが先かもしれません)

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