オナニーのことマスかくって言うのは初めて見た 映画『人生、ブラボー!』感想 カナダの下ネタ溢れるハートフルコメディ映画、何この優しい世界。(2019/3/25)

いや本当に題材がぶっ飛んでてあらすじだけでも面白いマジで。

“若い頃おこなった693回の精子提供により、533人の子が誕生し、その中の142人から身元開示の裁判を起こされてしまった42歳の独身男ダヴィッド。身元を隠して〝実子たち〟を訪問しはじめる。”※アマプラ原文ママ

もう既に意味がわかんなすぎて観るしかないと思って観たんけど蓋を開けてみたら下ネタは多かれど日本人大好きなハートフル感動映画でこれ何故日本で人気出なかったんだろうなって思うレベルだった本当に。やっぱり初っ端主人公のオナニーシーンから始まったからかな。

主人公の心境の変化がかなり面白くて見てて爽快だった。最初はどうしようもない世の中に一定数いるクソみたいな中年男性だった彼が実際に会ってみた子どもたちを通して自分を見つめ直していくその映画内のテンポが良かった。テーマにリアリティは無けれど主人公や周りの人々の行動理念や彼の生物学的な子どもたちの背景も現実味があって特に主人公の心理描写はとても丁寧だった。

この映画の主人公の周りには優しい人が多い。メディア等顔の見えない不特定多数からの主人公に対する攻撃はあるんけど主人公に手を差し伸べてくれる人が圧倒的に多い。親もそうだし恋人もそうだし友達も子どもたちも主人公のことが好き。主人公が何らかの壁にぶつかった時必ず誰かが手を差し伸べてくれる。こんなことある?って思うんだけど、でもあのような無条件の愛をお互いに与え合うところを見るのってなんか良いよね(語彙力)最終的なオチもハートフルな終わり方で非常にスッキリした。


ちょっとストーリーにアラがあれどそのアラが気にならないくらい観てて楽しかった。鬱状態の時見ると多分鬱が治る。科学的根拠はない。

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