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ニューヨーカーが語る「トランプ圧勝、ハリス敗北」の理由
僅差かと思ったらトランプの圧勝で、リベラル嫌いの安倍信者が喝采を叫んでいる。これから色々大変なのに、自分は関係ないと思っているのだろうか。
けさBSで、83%がハリスに投票したマンハッタンでの街頭インタビューを観た。敗因として複数の人が挙げていたのは、アメリカ人は女性に権力を持たせたくないということだった。女性の進出は盛んだが、トップは男でないとダメらしい。強さが求められる国なのだ。。
それから、やはりガザ問題が大きかったという意見もあった。バイデンはウクライナとイスラエルへの支援を、絶対に止めなかった。これは民主党支持層からも批判された。
格差や製造業の衰退、物価高で苦しむ庶民にしてみれば、そんなことをしている場合かということだろう。その結果トランプは、アフリカ系やラティーノにも支持を広げた。
実は、アフリカ系やラティーノには女性蔑視が多い。データから見ると、今回最も顕著なのは民族的少数派の男性、特に非大卒男性がトランプ支持に回ったということだ。ポリコレ的言説が民族的少数者に届かなくなったとも言えよう。
それにしても、何人もの女性をレイプしたのに、それがどうでもいいことのように不問に付されたことが驚きだ。性加害がそんな扱いだなんて。
それにしてもメラニア夫人を始め、トランプの周囲にいる女性たちの、60年代のようなファッションは何だろう。ウェストを絞り、体に密着した胸が透けそうな服ばかり。
主席補佐官に女性を任命するそうですが、その人がまたダサいの何のって。いま何世紀だっけ。そしてトランプの息子が、何の権利があるのかしゃしゃり出てきて、「閣僚の選定は何より忠誠心を考慮する」と言い放った。
ウクライナ戦争は終わるかもしれないが、復刻支援は日本に丸投げである。すでに岸田がバイデンに約束している。防衛費は倍増、関税も上げられて、断ると生産拠点はアメリカに作れと言われそう。小泉以来の異常な対米従属は延々と続く。岸田は酷かったから。
それにしても、世界はいつまでアメリカに振り回されるのか。大国の支配を終わらせて新しい国際秩序を構築しないと、もうウンザリである。アメリカが半世紀前に戻るのは勝手だが、他国を巻き込んでもらっては困る。一方、石破首相は「日米関係をさらなる高みに」と言ったけど、さらなる高みって何だろう。。