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それもあなただ(小説まとめ)

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自作の小説をまとめたマガジンです。
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#掌編

アイロニーさん(小説)

 怪文書、というと、少し大袈裟になるのかもしれません。  それでも正直、初めて見たときは…

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柴田彼女
11日前
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宙に文字をひらう(小説)

 母は小説家だった。  高校時代に執筆を始め、大学時代に目立つ賞をいくつか取り、流れのま…

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柴田彼女
1か月前
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おいしい隣人(小説)

 その、本当に言い出しにくいんだけどさ、最近極端に痩せてきている気がするんだけど……だい…

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柴田彼女
3か月前
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みんな私の邪魔をしている(小説)

 周りの人たちは因習だとか時代遅れだとか犯罪だとかいろいろ言っていたけれど、私は別にそれ…

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柴田彼女
4か月前
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悲しくておめでとう(小説)

 まだ上手に一人で歩けなかったころ、膝をすりむいて泣いてしまったある日の夜、父は家族三人…

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柴田彼女
6か月前
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指が立つ、火が灯る(小説)

 小指を立てる。小さな火が灯る。ほんの一秒か、それ以下か。  私に使える魔法は、たったそ…

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柴田彼女
6か月前
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しおりちゃんの家(小説)

 しおりちゃんの家はなんだか少しおかしい気がする。お母さんがいつも笑っている。突然遊びに行っても、 「いらっしゃい、寒かったでしょう? ココアでも飲む?」  なんて言って、チョコレート菓子と一緒に小さなおやつをくれる。  部屋の中はテレビドラマみたいにぴかぴかに片づいていて、埃一つ落ちていない。テレビゲームはなくて、よくわからない何かの国の言葉で書かれた書籍やカードがたくさん本棚に詰まっている。 「ウィンリッシャル生命法っていうの。和枝ちゃんはこういうの、興味ある?」  しお

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せっしゃかわん(小説)

 わたしの田舎って、もう、ほんとうに、本物の田舎で。レンタルビデオ屋もないし、ゲームセン…

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柴田彼女
10か月前

カーテン

 真白な室内へ陽光が真っ直ぐに差し込んでいる。看護師が濡れタオルで俺の顔を拭う。夏の熱気…

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柴田彼女
3年前

清潔な素肌

 汗をかいたあとの麻衣子は甘ったるい匂いがする。  若い女特有の、花のような、ミルクのよ…

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柴田彼女
3年前
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ラプラスのいうとおり

 朝テレビのスイッチを入れると、ニュースキャスターが「おはようございます。世界の終わりま…

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柴田彼女
3年前
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終末にて: 周目

 一時期若者のあいだで流行り、しかしとっくの昔に廃ってしまった音声配信ツールの新着リスト…

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柴田彼女
3年前