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元お笑い芸人が外資系IT企業で働いている話

どうも。今回はマイナビさん主催の投稿企画「#想像していなかった未来」というテーマで投稿したいと思います。

「#想像していなかった未来」

こんなテーマ私にぴったりじゃないか。

むしろ私以外にぴったりの人がいたら教えて欲しい。

ぴったり具合で言うと、もうそれは「」くらいぴったりですよ。

さぁ早速本題です。

タイトルにある通り私は元々お笑い芸人でした。
吉本興業というお笑いマンモス校の中で、頑張っていました。

吉本興業の門の扉を叩いたのは、高校卒業して18歳という若さで養成所であるNSCに入学しました。

なんでそもそもNSCなの!?他の事務所検討しなかったの?
と思われる方もいるかもしれないので、そっと過去の投稿を貼り付けておきます!

新卒でエイベックスへ入社

そうなんです。私こう見えて芸人辞めてからエイベックスという会社に入社していたのです。
写真顔死んでるよね。

もともとお笑い芸人だったということもあり、「夢を追う人をサポートしたい!」という思いから、就職活動を始めました。そこからメディアとエンタメ業界に絞って活動することに。ありがたいご縁でエイベックス株式会社という音楽エンタメ企業から内定をいただき、約3年間働かせていただきました。

エイベックスでは、エイベックスマネジメントという芸能プロダクション部門のビジネスアライアンス部に所属し、主にBtoBの業務を担当していました。具体的には、エイベックス所属のアーティストやタレントと企業をつなげて収益化を目指す役割で、企業から「広告にエイベックスのタレントを使いたい」という依頼に対応したり、コラボ商品の開発、イベント出演の調整などをやっていました。

《アライアンス業務》

  • CM起用

  • コラボ商品開発

  • イベント出演

企業の予算をエイベックスにどう回してもらうか、常に考えながら、広告代理店やメーカー、商業施設など、さまざまな企業と連携して収益を上げる仕事に取り組んでいました。

LINEへ転職

エイベックスで3年間働いた後、LINE株式会社に転職しました!
転職先の職種は「ビジネスアライアンス」。なんだか難しそうですが、要は外部パートナーとの連携が中心で、オンボーディングやカスタマーサクセス、ビジネスデベロップメントまで幅広くやってました。

担当したのは、LINE BLOGとLINE LIVE。LINEが提供するエンタメサービスの「コンテンツ獲得」がメインの役割でした!

「IT業界の知識って必要?」って思うかもしれませんが、実はそうでもなくて。むしろ芸能分野での交渉力とか調整力のほうが重要なんです!つまり、未経験でも今までのキャリアが業務内容とマッチしていればOKなんですよね。

たとえば、楽天とかも多岐にわたる事業があって、出店するお店のサポート業務とかもあります。店舗営業の経験があれば活かせる場面も多いですし、楽天やLINEみたいにいろんな事業を展開する企業では、いろんなバックグラウンドを持つ人が活躍しています!

たとえば…

  • 楽天トラベル:元旅行代理店出身の人とか

  • LINE証券:元証券会社の営業経験者とか

今って、いろんなサービスがどんどんテクノロジー化されているので、IT業界以外の経験もすごく活かせるんですよ!

入社して最初に担当したのはLINE BLOG。芸能人の方々のBLOG開設を担当していて、たくさんの芸能事務所とやり取りさせてもらいました。
https://www.lineblog.me/

その後はすぐにライブ配信サービス「LINE LIVE」の運営を担当することに!ほぼ5年間、LINE LIVEにどっぷりでした。番組プロデューサーをしたり、レコード会社との契約をまとめたりして、本当に毎日刺激的でした!

さらに、最近はLINE LIVE内で「ライバー」向けにイベントを企画・訴求する仕事もしてました。

ただ、残念ながらLINE LIVEは2023年3月でサービスが終了に…。5年間携わらせてもらったことに本当に感謝ですし、終わるのは寂しいですが、全てにありがとう!!

TikTok Japanへ転職


そんなこんなでご縁があり、私はTikTokというショートムービープラットフォームの運営を行っているByteDanceに入社しました。

では、私はTikTokでどのような仕事をしていたか。それぞれのフェーズ毎に書いていきたいと思います。

phase①:TikTok LIVE

まず、私が携わらせていただいたのが、TikTokのLIVEクリエイター周りの業務です。2020年にTikTokがLIVE配信機能をローンチさせて以降、急激にLIVE配信者数や視聴者数を伸ばしてきました。
その中で、私は主にLIVE配信を行うクリエイターさんとコミュケーションを図って、1to1でミーティングを行ったり、また、LIVE配信に関するノウハウやナレッジをレクチャーするセミナーなどを開催しました。

TikTok日本独自の次世代クリエイター支援プログラム「TikTok creator academy」のTikTok LIVEパートの講師として登壇したりもしました。

LIVE配信の業界は、LINE時代から含めると、約7年間携わっております。
なので、LIVEのことならお任せあれ!という状態です!

phase②:Contents Programming

次にアサインされたプロジェクトはオリジナルコンテンツ制作です。
TikTokの社員が真正面から「0からTikTokでコンテンツ制作」を行いました。

まず何から始めようか。
どんなコンテンツにしようか。
日々考えながら頭を悩ませていました。

そこでたどり着いた答えは

「次世代のクリエイターを発掘するコンテンツ」

を作ること。やはり、TikTokとしても新たなクリエイターをどんどん育成していきたいのが本音です。
そのobjectiveのもと、私は下記のようなアカウントをプロデューサーという立場でローンチしました。

https://www.tiktok.com/@blueuta_tiktokjp?lang=ja-JP

「blueuta」というアカウントを立ち上げました。

「blueuta」とは、「まだまだ青い次世代のTikTokクリエイター」が青春を感じられるような音楽と映像をTikTok動画でお届けするTikTokオリジナルコンテンツです。デジタルネイティブ世代の青春ソングと過去の青春ソングを混ぜ合わせるマッシュアップソングを、可能性が無限大な次世代クリエイターが歌います。「blueuta」の由来はクリエイター達の青さを伝える「blue」と青春ソングを歌うという「uta」からの造語で、最高の青春空間をお届けします。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000775.000030435.html

16本の動画を投稿し、フォロワーは1ヶ月で1万6千人まで到達。
少しでも、次世代クリエイターのお役に立てられればという気持ち一心でコンテンツ制作に励んでいました。

出演してくれた皆様本当にありがとうございました!
そして、制作スタッフ陣も、私の色々な希望を具体化してくれて本当に恵まれたチームで仕事をすることができたと思ってます。
改めて感謝です。

phase③:Business Account Partner

そして、最後の業務はライフスタイルのコンテンツを投稿してくれるビジネスアカウントのカウンターパートとして業務に励んでいました。

アパレル業界、飲食業界、旅行業界などなど、ありとあらゆる業界のパートナーさんと関わらさせていただきました。そこで実感したのは、ショート動画を作って商品や企業のマーケティングを強化したいというニーズがとても多いこと。そして、そのやり方がわからないという企業が多いこと。

・どうやったら、動画が伸びるのか?
・今のTikTokのトレンドは何なのか?
・どれくらいの工数を割けば良いのか?

パートナーさんと日々ディスカッションしながら、コンテンツグロースするように日々業務に従事しておりました。中でも、やはりTikTokへのリテラシーが高い人は、スムーズにトレンドを取り入れ、動画を伸ばすことができていました。

そして、ByteDanceを2023年の6月に退職し、別の外資系で現在も働いております。

外資系と言っても、全て英語使うわけではなく、それなり日本にローカライズされた組織となっているので、英語ができなくても働くことは可能です。

ただ、私も英語を勉強するきっかけをくれたのは、間違いなくTikTokというのは間違いないです。

お笑い芸人をやっていた時に、自分がまさか外資系の会社に入社して、働いてるなんて思っていなかったです。
これぞまさしく

「#想像していなかった未来」

と言うべきでしょうか。

#想像していなかった未来

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