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#884 予定説

「怠惰のウソ」が米国に広まった大きな要因として、ピューリタン(清教徒)の移住が挙げられる。ピューリタンの間では、勤勉さは「神に予め救済の対象として選ばれた証し」と考えられ、勤勉に働けばより善い人間になれると信じられていた。逆に、目の前の仕事に集中できない、あるいはやる気のない場合には、地獄に堕ちる運命にある証拠だとされた。それならば、与えられた仕事ができず困っている人や仕事で失敗した人に同情する必要はない。成功への意欲がないのは、神に選ばれて天国へ行ける人ではない証拠なのだから。

「怠惰」なんて存在しない

予定説
神による救済はあらかじめ定められている。
それを定めるのは神。

そのような人間がどのようにして
神への絶対的服従を示すことができるか?
それは、現世の天職を与えられたものとして
務めることでしかできない。

このような考え方があるから
資本主義が発展したし、
現代社会がここまで成長したと思う。

私たちが頑張り続ける
歴史的な理由を知ることも
これからを生きるうえでのヒントになる。

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