#866 「だって」を聞く
ダイヤモンドオンライン
「褒めて伸ばす」はもう古い。優秀なリーダーの接し方とは?木暮 太一さん 取材・構成/山本奈緒子さんの記事を引用します。
――“相手の事情”の聞き方のコツも、ぜひ教えてください。
木暮:コツは、相手の「だって」を聞くことです。
この説明をするとき、僕は「べき」と「だって」という言い方をよく使っているんですね。多くのリーダーは、部下やメンバーに対して、それぞれの「こうするべき」を持っていると思います。その「べき」と違うことをやるから「修正しなければいけない」と思うわけです。
だけど「べき」を向けられた相手は、「そうするべき」だとは思っていない。むしろ、「だって」と思っているんです。
相手の「だって」を聞く。
なかなかできないことだ。
リーダーは、部下やメンバーに対して、
それぞれの「こうするべき」を持っている。
たしかにそうだ。
だから、修正や注意をしたくなる。
しかし、自分がべきを伝える時に
相手の事情、背景は考えただろうか?
自分の見方を押し付けている
だけではないのか。
そんな考えに至った。
「だってしょうがないじゃないですかぁー」と
言われたらそれはキレる。
しかし、それは一方的過ぎないかと
自分にも問いたい。