シン・エヴァンゲリオンこそ、人間関係に悩む人に見てほしい
シン・エヴァンゲリオンって、大きな怪獣とひたすら闘う物語のように見えるかもしれない。
でも、作者が伝えたかったものは、人間関係に悩む人に見てほしかったんだと思う。
主人公は、他人を常に気にしています。
自分の気持ちをはっきり伝えることができない。
父親に好かれたいために、本当は乗りたくもないエヴァンゲリオンという巨大なロボットに乗り、敵と闘います。
常に周りにあわせて、NOと言わずに生きている。
その苦しみといつも自分と葛藤している。
これって、他人事ではありません。
自分の人生と向き合ってしまいました。
主人公碇シンジ君は、中学生なのですが
自分の中学生の頃を思い出してしまいました。
常に嫌われないように周りにうまくあわせて生きている。
周りと同じを常に保っている。
自分の気持ちをうまく伝えられないから周りとトラブルになる。
何か違うような。
これは、私の人生ではないような。
言われた通りにしているだけの人生。
もっと周りと同じがいい。
もっと、もっと周りによく思われたい。
もっと、もっと・・・・
いつも息苦しかった。
だってそこには、自分の本当の気持ちっていうものはありませんから
でも、今思えば、あれで良かったんだと思う。
他人に悩むから、もっと他人を知ろうという気持ちになり、自分をもっと深く知るきっかけになるから濃いい人生になれるんかもしれない。
悩むことって悪いことじゃない。
悩みから解放されて、悩みがなくなりたいと思う人が多いけど
悩みがあるから、深く人間らしく、熱く生きることができる。
他人にしっかり向き合おうと思うこともできる。
シン・エヴァンゲリオンが伝えたかったものは、
悩むからこそ、乗り越えようとして
自分らしい人生をおくれて、
他人のことも深く考えられて
人生に本当の意味で光を見つけることができる。
ということが言いたかったことなのだと思う。
自分自身と照らし合わせながら見ると、共感できるところが多い作品。
専門用語がたくさんでてきますので、
オリエンタルラジオの中田敦彦のYouTube大学で解説をみれるようになっています。
先ずはそちらからご覧頂ければ、戸惑うことはありません。