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【インド旅行記】スーラト
ムンバイから片道3時間、グジャラート州のスーラトに弾丸日帰り旅行です!スーラトは一般的には先進的で、繊維産業が盛んな都市として知られていますが、実は飯もかなり美味いとの評判。これは行くしかありません。
朝6時の列車に乗り、10時にスーラト駅に到着。電車を降りて早速も早速ですが、朝ごはんを食べに行きます!駅から徒歩5分、グジャラート軽食の名店「Gopal Locho」へ。グジャラート州では主にこの軽食類とターリーが有名で、店名にもなっているロチョと呼ばれるスナックはスーラトが発祥地。ということで注文はもちろんロチョ。同じくグジャラート名物のカマンも追加注文!
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まずはロチョから一口…柔らかい口触りに甘辛ソースとセブの食感、そしてバターがほんのりと効いています。さすがは名店、完成度が高い。チャトニと混ぜて食べると酸味が合わさってさらに美味しい。
お次はカマン!こちらはスポンジ生地で軽く、めちゃくちゃヘルシー。味ももちろん美味い!料理が来たときこそちょっと多すぎたかと思ったが、意外とペロリと完食。グジャラート州から歓迎を受けたような素晴らしい朝ごはんでした!
とはいえこの後もガンガン食べるので、なるべくエネルギーを消化するため次の目的地まで30分ほど歩くことに。街歩きを楽しむこと30分、今旅唯一の観光地「スーラト・フォート」に到着。外国人入場料は500ルピー。しかし僕はヒンディー語を駆使してインド人料金のチケットを入手!いつもは大体係員に「どこ出身ですか?」と聞かれて「アッサム」と答えるのですが、今回はなんと名前を聞かれました。そういちろう(本名)が出かかりましたが、ギリギリでソーラヴ(Saurav)とインド人の名前を出すことができました。危ねぇ〜💦
こちらは15世紀ごろにポルトガル侵攻から街を守るために造られた城跡です。ただそこまで有名な名所でもないので、30分ほど城内を歩いてターリーを食べに行く予定でしたが、これがまさかの大ボリューム。というかただの城跡じゃなく展示物が中心で、順路までガッツリ決められています。順路から外れると警備員に笛を吹かれて注意されます(笑)
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展示物はスーラトの歴史から、英領植民地時代のイギリスの食器や、日本や中国からの陶器まで多岐に渡ります。港町として栄えた歴史が垣間見れます。謎に象牙の麻雀牌などもありました(笑)。城内もエアコンが効いていて快適に見て回れます。
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気がついたらなんと1時間半もいました。お腹が空いてきました。ということで昼食を食べに行きます!しかしその道中でマークしていたベーカリーを発見。「Dotiwala Bakery」。後から食べる用に名物のナン・カタイ・ビスケット(100g・30rs)を注文。こちらの感想は後ほど。
遂にお待ちかねの昼ごはんです!グジャラーティ・ターリーの名店「Kansar-Gujarati Thali」。安心安定のアジアハンター小林氏の著書でも紹介されているお店です。超伝統的かつ豪華絢爛な店構え!ターリーなので例の如く注文はなし。席に着いたら給仕係がサーブを始めます。
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全部揃うとさすがに壮観です。まずはローティを千切り、ダールに浸けて一口…うまい!ローティは薄くも小麦感の強いザ・ローティという本格派タイプ。ダールも言う事なしの美味しさです。どの料理もハイレベルのクオリティですが、特に好きなのはやっぱりパニール。ベジ料理の中では1番のお気に入りです!
チャースやデザート類も含めて、本当に全部美味しい。ローティは3枚プーリは2枚おかわりし、〆のご飯もバッチリいただきました。完全に食べ過ぎです(笑)
本来はこの後にデザートで先ほどのクッキーを食べようと思っていたのですが、胃袋は完全に満腹。そして暑い中ずっと歩いていたので、休憩のためにコーヒーショップへ。コーヒーも調べたところ有名な店がたくさんあるのですが、その中でもトップクラスに評判のいい「Coffee Culture」というお店へ。アメリカーノ(180rs)を飲みながらNewsPicksを見たり読書をしたり、ゆっくり過ごしました。リラックスした空間で、コンセントやWifiも完備。いいカフェです!
その後にはスーラト1のショッピングモール「VRモール」へ。平日夕方ですし人は少なかったですが、大きな店は大体網羅していますし、とても綺麗です。もちろん買うものはないのでゆっくりウィンドーショッピングに興じます。
時間は18時。19時40分の列車で帰るので残り2時間となりました。最後の夕食に向かいます。やっぱ日帰りって短いな〜。駅からだいぶ離れてしまったので、オートリキシャで30分ほどかけて中心部に戻り、夕食の場所へ。到着したのはストリートフードの聖地「Khaudhra Gali」。この名前のストリートフードはたくさんあるのですが、調べたところ一番有名な場所にやって来ました。どの店も非常にそそりますが、一軒目は「Bhagwati Fancy Dosa and Pav Bhaji」というお店へ!パオバジを注文!定番のストリートフードです。
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3分ほどでパオバジが到着。パオが長細く、ソースでしっかり味付けされているのが特徴的です。柔らかいパオを千切ってバジに浸けて一口…最高です!ストリートフードのパワーをまざまざと見せつけられているような感じ。洗練された料理ももちろん良いのですが、やっぱこれが原点なんだなと思わせる味。油とバターとスパイス。ガツンと旨い!
ストリートフードの底力に感動していると、なんと時間は19時10分!駅までは徒歩20分。出発は40分。もう時間がありません。時間はないけど、デザートが食べたい!!ということで同じストリートにあるファルーダ専門店「Hanumante Icecream Faluda」に駆け込み、ローズファルーダを注文。
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アイスが3つ!!!嬉しいけど、時間がない!!!(笑)。急いで上のアイスから齧り付きます。しかし美味い!アイスもファルーダも最高です。これで80ルピーという値段設定も凄い。とにかく無心で完食しました!
時間は19時20分。ギリギリです!急いで駅に向かい、なんとか時間に間に合い電車に乗ることができました!あっぶねぇぇー。
そして最後にもう一仕事。昼に買ったクッキーです。カバンから出すと…バキバキに割れています(笑)。早歩きで腰にバンバン当たっていたので無理もありません。
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インド菓子独自のパサっとした食感。口の中の水分が一気に持っていかれるタイプのクッキーです。正直あまり好みではないのですが、食べ進めていくと、徐々に美味しく感じます。これもやはり慣れですね〜。
ということでスーラト弾丸旅行終了です。個人的にはストリートフードがオススメ!強靭な胃袋の方に限りますが(笑)