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Q「乳がんに、にんじんジュースとごぼう茶、温熱療法ってどう思いますか?効きますかね?」A「あのさ、あみさんは病院が貧乏だとでも思ってんの??」
あみは46才で乳がんステージⅢの治療中です。
私の主治医の伊東先生はキレキレの外科部長です。
「先生、今日のYouTube質問はにんじんジュースとごぼう茶、温熱療法にです。めちゃくちゃススメられるのもあるんですけど、、、実際はどうでなんでしょう?多少は良くなりますか?」
伊東先生「おーよく聞くやつ。あのさぁ、あみさんは病院が貧乏だとでも思ってるわけ?笑 あのね、本当に人参ジュースががんに効くなら朝食に絶対だしてるし、ごぼう茶がほんとに効くなら、病棟の給茶機はごぼう茶になってるから。そんで温熱療法でがんが小さくなるなら病院の隣に温泉ボーリングしてます。それぐらいのお金は病院にはあります。たのむわ。あはは」看護師達も爆笑
もう毎度、必殺一撃の答え。私も笑うしかない。
「そうですよね。お金、、、ありますよね 笑」
(伊東先生は外科部長なのでお金も把握してる)
病院は金持ちだった件
「お金はありますよ。でも前も言ったけど、医療は再現性なの。人参もごぼうも健康にはいいと思いますよ。飲んだら元気にはなると思います。でもそれすら消化は腸内細菌とか体力によるしね。それと治るのは別の話。人参ジュースの人も人参だけってことでYouTubeはしてないでしょ。手術してるよね。笑(たしかに、、)温熱療法だって、あっためたら体にいいし、リラックスできて元気になるとは思いますよ。傷の治癒も早まるし、免疫力という体力も上がるに決まってます。だけどね、ガンは治りません。もう出てきちゃってるがん細胞はなかったことにはならないから。せいぜい小康状態になるぐらい。小康状態になったら元気になった気になるよね。」
大分や熱海の湯治場に行こうとしていたら大富豪なの?と聞かれた件
「そうなんですね。。。昔ながらの湯治場に1週間ぐらいとか行こうかなとか思ってましたやん。。。」
「まぁ行きたきゃ行ったらいいと思うよ。リラックスできると思うし。
ただ、ガン細胞は減らないからね。ってかあみさんそもそも基礎体温高いでしょうが。最近じゃもう37度でしょ。微熱レベルだから微熱。37度の温泉にもう24時間はいってんのよ。それでもMRでガン細胞減ってないからね。笑 あみさんは大富豪なの?笑」
(またいじられている)
「違うに決まっています。子供三人育てなきゃです」
「でしょ?大富豪なら何にも私も言わないけど、あみさんの目的は完治して長生き。三人を育て上げること。庶民なんだから奇跡のために、ありとあらゆることにお金を使うのやめなね。そいうのって安くないんだし。標準治療をちゃんとして、家族と一緒に楽しいことにお金使ってください。うち公立だから治療費最低限なのよ。ちゃんと治ってから、健康のためにそいうのやるなら賛成だけど、治すためにはやらないで。特にあみさんは餌がホルモンだからリラックスしちゃったら余計にホルモンでちゃって小康状態にすらならないからね。」
(がびーーん、、、、知識不足って本当に死活問題)
「あっためたら副作用とか、痛みとかちょっとした不調もよくなるかなぁとかとか思って。。。」
「そりゃ温泉入ったら誰でも元気にはなりますよ。傷関係は治るだろうし、深呼吸もできるようになるからね。でも抗がん剤したらわかるわよ。それじゃないから。だから今はお金使わないで」
もう神のお告げレベル
この最後の一言の意味が分かったのは抗がん剤が点滴で体に入ってきた5分後。もう本当にその通りでした。。でもその話の前にまだ色々聞いたのでそのお話先に書きます。次回へ、、、
※こちらの記事は202409時点のものです
何かを断定したり、何かをすすめたりするものではなく私の独断の治療日記です。医療情報は日々進化しています。二年もしたらもう古いのでご注意ください。
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