Q「私、免疫力すごくあると思うのに、なんで乳がんになったんでしょう?」A「あのね、乳がんの原因わかったらノーベル賞だから」
あみは46才で乳がんステージⅢの治療中です。
私は自分だけはがんになるわけがないと思っていました。
基礎体温も36.6度以上、食べ物だって昔から気を付けていて、菌活も腸活も20代のころからして体も冷やすことなく、快便で、他の病気にかかることもなく、ストレスも自覚症状としてはそんなにありませんでした。
なのに、晴天の霹靂。
主治医に食い下がります。
「わたし、本当に気を付けていたんです。平熱も高くて、健康な生活をずっとしてきました。暴飲暴食だってしてないし。運動だってしていました。なんでがんになっちゃったんですか?わたし悔しいんです」
伊東先生「あのね、だからガンなの。がんの原因が本当の意味で判明したらノーベル賞取れるから。いまだにがんの直接的な理由はわかってないのよ。がん以外の病気にはなってないわけでしょう?だれもががんには急になるの。」「遺伝とかウィルスとかわかっているがんもあるけど大体はわかんないのよ」
「2024でもまだわかってないんですか、、、よく体が冷えるとよくないって言うじゃないですか」
「まぁガンっていうよりは万病になるってことだよね。ウィルスに弱くなるから。そもそも免疫力っていうのは医学用語じゃないからね。あみさんに免疫力とガン細胞の違いを説明するね。」と言われたのでした。
つまり免疫力とは体の防御機能。
なので、外側からくる刺激に関しては強い。インフルエンザとかコロナとか肺炎とか。免疫力を上げようというのは、確かにいい側面があるけど、免疫力があるから「感染」はしないけど、「病気」にならないというのは違うということ。
そして何より、がん細胞。
がんは、自分自身の細胞が急に暴走しているだけ。急に思春期になったみたいな。だから、体のほうからしたら排除はできない。体は小宇宙、その中に異物があるのも自然なことだし、その異物もあみ自身。体からしたら健康な細胞もがん細胞も同じあみの細胞。区別はできない。がんだけを異物だと判断できないので等しく細胞分裂していくことになるし、よいこがいつグレるかはわからない。だからこそ抗がん剤はよい細胞も攻撃して全体を死滅させるシステムになっている。ただ思春期は暴走族になりハングレになり、あちら側へ引きずりこむ細胞になってしまう。でもそれもあみさんの細胞。
だから、免疫力とがん細胞はなんの関係もないの。残念だけど」
なんてこった。。。。衝撃でしかない。無知の恐ろしさよ。
「でもね、いいこともあるの」と先生
「あみさんね、ほんとに免疫力高いのよ。私たちは体力があるっていう言い方をするんだけど。白血球の数、リンパ球の数、好球リンパ球の数、は本当にガン患者とは思えないわ。素晴らしい。すぐ手術もできるよ。笑」
「っということで、若いってこともあるから、耐えれる限界値最大の薬を巻でやりましょう。抗がん剤はタイミングが大事だから」
とうことで術後すぐに抗がん剤治療も開始。
術後すぐすることで、弱って数が少なくなった細胞を一網打尽にできるらしい。仲間がいないうちに叩くみたいな。一掃大作戦。
それも体力がないとできないことなので、私の長年の蓄積は無駄にはならず。過去の自分に助けられております。
だから体力がないご老人はやらないという選択もあるらしい。細胞分裂もゆっくりだしね。
そして通常なら一回打ったら三週間空けるところを二週間でブースターを打ちながら四回やるというスピード。そして四回目までリンパ球も下がらず、白血球もあがらず、わたしの身体はだるくても吐き気があっても数値は通常。免疫力は全然下がらないのでありました。そして、副作用の便秘も口内炎もできないまま過ごせたのは何よりも免疫力のおかげさま。
ま、四回目はさすがに力つきてどえらいことになったけど。。。
東洋医学を使用するので有名なクリニックにも術前にセカンドオピニオンしたのですが、若いという理由とガンの種類から、「あみさんの場合はこちらに来ても同じ治療になります」とのお話で、逆にそのクリニックも信頼できるなと思ったのでした。
そして↓この生活習慣はもう何十年もわたしはしていたのにガンになったので笑、抗がん剤が効いていってくれるんだなとポジティブに捉えています。
免疫力を上げる生活をしていたとしても、がんは関係なかった件。
ガンのYouTube関係はほとんどが免疫力を上げるというスタンスで、一度NK細胞に負けてもう存在し、増殖している細胞が免疫力で本当に死滅していくのか??という単純な疑問がでてくるのでした。その問いにもこたえていただいたし、がんが死滅したという証拠としてよくあがるPET検査についても聞いてみました。それがもう抗がん剤への決定打になりました。次回に書きます。
※こちらの記事は202409時点のものです
何かを断定したり、何かをすすめたりするものではなく私の独断の治療日記です。医療情報は日々進化しています。二年もしたらもう古いのでご注意ください。
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