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ハワイ離島のKalalau Trail 最終地点まで行ってきた【4】
前回に続き、行ってきた備忘録です。
今回のトレッキングが冬の12月だったのと、足が自然と止まってしまう美しい絶景の連続だったり珍しい植物や看板を観察したりしてたため、最終地点の到着は日没ぎりぎりになってしまいました。
最後の看板
とうとうKalalauの看板が見えました。ここから最終地点のKalalauBeachまでもう少し。(しかしそうでもなかった)
赤土のやせた大地を急降下していきます。疲れた足腰には厳しい急な下りです。下りは太ももにブレーキをかけながら前に進まなければいけないので、登りよりも筋肉への負担が大きくてつらい。(鍛えてなかったのが悪い)
ビーチが見えました。
あれがKalalau Beachだとしたら、まだけっこう距離があるじゃないの…と思いながら最後の力を振り絞って下っていきます。
ここから見た絶景は忘れられません。
海の青さ、険しい崖、海と崖の間を埋め尽くす緑、絵具を混ぜたような赤土。前方を歩いていた西洋人2人組もわたしたちも、しばらくこの景色を立ち止まって眺めてました。
日没ぎりぎりで到着したところにあらわれた虹
ヘトヘトになりながら、ようやくKalalau Beachまで降りてきました。
振り向くと、大きな虹がでていました。
ここまで果てしなく歩いた甲斐がありました。
素晴らしい景色を見て疲れも忘れる、ということはなく、足は重かったです。
この1日のうちにも何度か虹を見たので、もう興奮せずじっくり観察できます。上の写真の虹、よ~く見ると、虹のひと回り上というか外側に、うっすらもう1つ虹が見えませんか?
これは「副虹」というそうです。写真だとはっきり見えないかも。
もう1枚。
はっきり見えるほうの虹は、波長の長い赤色が上で波長の短い青色が下ですが、ぼんやり見える副虹はその逆で、赤色が下で青色が上でした。
空気中の水滴で1回だけ反射して、こちらの目に届く光が、はっきり見えるほうの普通の虹で、水滴の中で2回反射してからこちらの目に届く光が副虹ということで、色の順番が逆になるようです。(説明が下手)
→光の屈折の図解説はこちらがわかりやすかった
衣食住に取りかかる
日が傾いてきているので、急いで場所を探してテントを設営します。
森のなかに入ると一段高くなってるところがあったので、そこに設営しました。枯れ葉がクッションになっていて快適でした。
日没直前。ビーチの近くの芝生で夕飯です。
山小屋も何もないので、人間の気配も感じられなく、芝生に寝っ転がって目をつぶると、波の音と森のざわざわだけ響きます。
水はとりあえず明日の朝までは持ちそうだったので、飲み水汲みと水浴びなどは翌日にすることにして、この日はさっさと寝ました。
いよいよ翌日、KalalauBeachを散策します。このときはまだ、ここに裸族やヒッピーが住み着いてるとは思ってませんでした。