かくれんぼ
僕が拾い集めてきたものに
何の意味があったのだろう
手の中の全てがガラクタに思えて
価値がない、と呟いた
泣きたくても泣けなかった
あそこの木にずっと隠れていた
切り捨ててきた感情が
僕の生きている証拠だったこと
気づいた頃には後の祭りか
そんなことないと言ってよ
あの木から顔を出した昔の僕が
泣いてもいいの?と聞いてきたんだ
言葉にならない気持ちを
必死に誤魔化し続けてきた僕は
どうしていいのかわからなかったけど
がむしゃらに抱きしめたんだ
ここにいたんだね
やっと見つけたよ
君は泣いて 僕も泣いた
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