見出し画像

しあわせごはんの考え方 食卓から家族を守る編

大学生と高校生の息子達は
学校帰りに友達と
○イゼリアや○ックで
おしゃべりを楽しんでいるらしい

私が家を空けている時には
夫と息子達でコンビニへ行って
カップ麺やポテチで
ジャンクフードパーティーを
こっそりしていることも知っている
(ゴミでバレる笑)

本当は
そういうものは食べて欲しくない

何年か前の私は
その気持ちを全面に出して

いちいち目くじら立てて
「○○は食べないで」
「○○には行かないで!」
と、その都度ガミガミ言っていた。

体にいいと聞けば
すぐに食卓に取り入れて

食べたがらない息子達にも
「体にいいから食べなさい!」
「せっかく作ったんだから!」
と、押し付けては
嫌な顔をされていた・・・

そして
「なんで私がこんなに頑張っているのに
 家族はわかってくれないんだろう・・・」
と、被害者ヅラ。

でも今はそうじゃない

夫も息子達も
外では好きなようにしたらいいと
心から思っている

思い返してみれば
私も高校生の時
寒い冬、隙間風の吹き込む部室で
友達とすすったカップ麺は
この上なく美味しくて
今でもいい思い出だ。
(肉まんもよく食べたな)

限られたお小遣いの中で
友達と楽しむ時間も
青春の大事な1ページだと思う。

でも自宅の食卓では
私のごはんで
家族の体を守りたいと思って
今はそれを実践している

そしてそれによって
家族も変わってきたから驚きだ。

押し付けていたあの頃は
全然何も変わらなかったのに・・・

実は、我が家がそう変わる
大きなきっかけがあった。




健康や美容には
昔から興味があった

数年前にOLをしていた私は
健康や美容に良いと聞けば
すぐに飛びついて試して
「私って意識が高いわ」と
そんな自分に満足していた。

でも本気で考えていたというよりは
ただメディアに踊らされ、流行りに乗って、
ファッションとして
健康と美容を取り入れていた

そんな感じだろうか。
今思えばとんだどあほ。

朝はスタバで特大サイズの豆乳ラテを買い
お昼はコンビニのサラダと玄米おにぎり
おやつはドライフルーツや
コンビニで買った
「オーガニック」と書いてあるおやつ。

だけど
それを美味しいとは思ってなかった

ビューティードリンクも飲んでいたし
美容液や保湿クリーム・・・
高い化粧品も使っていた

家のごはんは
とにかく手作りにこだわって
どんなに忙しくても遅くなっても
お惣菜は極力買わないようにしていた

調味料や食材にもこだわって
品数にもこだわっていた

だから時間に追われて
まるでタイムトライアルのように
鬼の形相で台所に立っていた

いいものを使って品数があっても
そこにはイライラが詰まってた
今思えばあれは
体を守るごはんではなかったな

そしてあの頃の私は
毎日疲れてうたた寝し
いつもピリピリしていた。。。

そんな生活を続けていた私は
ある日突然子宮頸がんになった

これも今振り返ると
そうなる道筋は自分で作っていたのだけど

その時は、青天の霹靂だった
「え、こんなに気を遣ってるのに?」
「なんで私が?」
と。




子宮頸がんは手術で完治したけど
食が細くなり痩せて
すぐ疲れて体調が崩れるように・・・

そんな時に病院の先生には
「健康になる薬なんてない
 元気でいるには
 体にいいもの食べて
 ストレス減らしてよく寝ること」
と、何度も言われた。

そうなんだよな、やっぱり
体は食べたものでできている。

そして
いくらいいものを食べていても
ストレスかけながら食べてたら
ダメだよなとも思った。

そこから色々勉強もして
辿り着いた今
私が心がけていることは
とてもシンプルだ。




①美味しいこと

②家族が笑顔で食べれること

③旬の食材を昔ながらの調味料で




いくら体にいいものでも
美味しくないと食は進まないし

ガミガミ言われながら食べるごはんは
きっと楽しくない、美味しくない
体にいい栄養として
取り込まれないのではないかと思う

「何品作らないといけない」と
自分にノルマを課して作るのも
もうやめた

ノルマは自分の首を絞め
その結果イライラして、その矛先は家族に向く
いいことなんて1つもない

家の毎日のごはんに
手の込んだものも必要ないと思っている

忙しければ具沢山のお味噌汁があれば
もうそれで十分じゃないか

そして旬の食材を使えば
シンプルな調味料と調理法でも
とっても美味しごはんになる

夏野菜はただ切るだけで
冬の根菜はただ蒸すだけで
あとは塩を振るだけでも十分美味しい

しかも旬の食材には
その季節の体に必要なものが
ちゃんと入っているから
体にも良い




そういうごはんを
作るようになったら

私は肩に入ってた力が抜けて
ごはん作りがラクになった

夫や息子達は
晩ごはんを楽しみに帰ってきて
おかわりが足りないくらい
喜んで食べている




そして色々話しながら
ごはんを食べている時に

「これは今が旬で
 こういう栄養があるんだよ」

「これは体のこういうものを
 作ってくれているんだよ」

と、少しずつ話もしている。
その時は
「ふーん」と聞き流している風な
夫や息子達も

また同じ食材が出た時に
その話を思い出して
向こうから話をしてくれたり

「○ックや○イゼリアは
 たまににした方がいいかな?」
「これは体に良くない?」
「大会前はどんなもの食べるのがいい?」
と、聞いてきてくれるようになった。

こちらからガミガミ言うより
美味しく食べながら話したことの方が
すんなりと入るようだ。




昔は頑張る方向性が
ちょっと間違っていた私

でもあの頃はあの頃で
一生懸命だったのだ

そう思うと後悔はないし
がむしゃらに頑張っていた自分が
愛おしくもある

そして今は
私は頑張りすぎない、いい塩梅で
大切な家族の
体を守っているという実感がある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?