シェア
キタニタツヤの「ちはる」の小説コンテストに応募したものをまとめました。 ⬆ 曲の流れと合…
冷たい夜だった。一段と寒い夜になると、朝のラジオが言っていたのを思い出す。 今日もお花は…
「夏の公園、好きなんだよね」 自転車の後ろに私を乗せて、彼が言う。キラキラと光る葉や、元気…
「一緒に屋上から飛び降りてほしい」 小学五年。真夏の昼休み。職員室近くの、普段から使う人の…
七夕。織姫と彦星が会える日。 彼が隣にいた日を思って、胸が苦しくなる。懐かしい、もう戻ら…
雨が降ってきた。改札を抜けて、外を歩きながら急いで傘をさす。傘の開く音があちらこちらから…