[備忘録]2/6 大炉

  1. 大炉(初炭)

  2. 大炉(濃)

  3. 大炉(後炭)

  4. 大炉(薄;総荘)

1.大炉(初炭)

  • 炭の組み方は炭斗を炉の右側に置くのか、左側に置くのかで決まる。大炉の場合は右側に置くので本勝手で組む。

  • 羽箒で掃く回数は初炭と後炭で変わらず、初掃き・中掃き・後掃きで10・6・6で場所も同じ。雪輪瓦を掃くときは右から左。

  • 湿し灰を巻くときは雪輪瓦前は左から右(後炭と同じ)。

2.大炉(濃)

  • 仕覆は打ち返さない。

  • 濃茶でも茶入の蓋は膝前に置く。

3.大炉(後炭)

  • 通常の後炭よりも丸毬打1本・枝炭2本・止め炭1本少ない。

  • 湿し灰は焙烙の右上の方に置いたほうが、灰匙が置きやすい。

  • 炭の置き方に決まりはないが、右手前側から丸毬打・割毬打を継ぎ、向こう側の五徳の爪を挟んで丸管・割管・枝炭3本をまとめて継ぎ、最後に輪胴を左側に止め炭する。

4.大炉(薄;総荘)

  • 大炉であっても逆勝手で利用可能な棚を使うことができる。

君かためみたらし川を若水にむすふや千代のはしめなるらん(千載集・巻第十;賀)
源俊頼(1055(天喜3)年-1129(大治4)年)
〔堀河院の御時、立春のあしたに、けふの心つかふまつるへきよし侍りけれは奏し侍りける〕



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