東京白黒｜Summicron35

35mmという焦点距離は前まで少し苦手意識があった。

汎用性の高い画角ではあるが反面、絵が現実的すぎるというか素っ気なくなりやすいし、自分にはかなりワイドな画角に感じるがゆえに構図整理もしずらいということが苦手意識に繋がっていたのであろう。

Summicron 35mm F2 ASPH.

ただ、M型Leicaで使用する際は広いブライトフレームとラフに構図を決められるマインドを持てるという意味で35mmとの相性は良いのではないか考え最近は頻繁に35mmのレンズを持ち出している。

Leica M10-P / Summicron 35mm F2 ASPH.

M型Leicaを購入してからというものかなりの頻度でこのカメラを持ち出すようになった。

もちろん工芸品としてカメラを眺めて楽しむのも良いのだけれどやはり沢山持ち出して酷使してあげることがカメラにとっても良いだろう。

カメラの持ち出し頻度において重要なのは、システム全体としての薄さと考えている。
カメラの重量は筋トレでなんとかカバー出来る要素でもあるが筐体の大きさは変えられず、かさばるカメラの持ち運びは億劫になる。

どんなカバンにも収納出来るかが持ち運びのカギとなっている気がする。

小さいボディのカメラは沢山有るのだけど各社筐体の長いレンズが多く、その出っ張りが持ち運ぶカバンに制約を与えている気がする。

オートフォーカス機能を失くした恩恵としてコンパクト化に専念したM型のシステムは私にとって取り回しが良い。

特にこのSummicron35mmは軽量コンパクトで持ち出しが億劫にならず良い。

今回もモノクロjpgで撮影した写真を供養。

視線を感じた。

SS1/30〜1/60で撮った時の
微ブレ、微ユレのようなものが好きだったりする。

"ヘイトスピーチすんな"

シャープ過ぎないこれくらいの柔らかい描写が好き

近所でやってた阿波踊り

Summiluxの開放描写等の絵画的な描写とは異なり、Summicron35mmは現実的な生感が有るように思う。