写真と撮影に救われている
皆さんは私的な撮影は何を目的に行っているのだろうか。
好きな街、寺院、電車等の写真を全制覇するスタンプラリーや収集を目的にしている人もいれば、一生のうちで自分のお気に入りの一瞬を収める宝探しを目的にしている人など目的は様々ではないかと想像する。
もちろん職業としての撮影であれば、収入を稼ぐため、実績を残すため、技術レベルを上げるためといった形で色々と別の理由があるだろう。
自分の場合カメラを購入したての頃は、目の前の光景を可能な限り記憶として綺麗なデータで残しておくという目的であって、撮影は手段でしかなかった。
今は以前とはライフスタイルも変化し、大分写真と撮影の位置付けも変わってきた。
今現在自分の写真を撮る目的は、
一日の中で何か写真を残しておくことで救われた気分を得ること。
彩りの無いありきたりな人生の中で写真で記録・記憶といったログを残しておくことで一日の帳尻合わせ、辻褄合わせをさせるという表現が合っているかもしれない。
Googleドライブやデータフォルダを数年後見返した際に何かしら写真を残しておくと、この時にこんな写真を撮ったなと過去を回想出来るけれど、写真を撮っていないと自分の場合それも出来ない。
そして撮影自体は上記のように救われた気分を得るための手段ではある一方で、街を漂う感覚を味わうといった、撮影プロセス自体を楽しむという目的にもなっている。
街を歩いて自分が気になったものを写真で残していくその行為自体が、街の一部に溶け込んだような気分、言い換えると街を漂う感覚が心地良く、自分が写真を撮る原動力になっているのだと思う。
そういった意味で自分にとって撮影は手段でも有り目的でも有る。
撮影を通して自分の気に入った良い写真を撮れればもちろんそれが1番良いが、撮影プロセス自体に満足出来ていれば最近はアウトプットの出来映えはそこまで気にしなくなった。
人によってはこういった"救い"、いわゆるその場を凌ぐ刹那的娯楽が仕事終わりの美味しいご飯やお酒を飲むことだったり、知人とお茶したりだったり人それぞれ違うと思う。
どの救いが一番高貴な嗜みかなんて順位は付けられないしお互い尊重し合えればそれで良い。
私の場合は、いつも写真と撮影に救われている気がする。
皆さんの撮影の目的・手段も良かったらnoteや以下SNSのDM等から教えて貰えると参考になります。