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コーヒーショップのSHE⑪

僕は、ワンピースの上を這わせながら、彼女の乳首に触れてみた。思ったよりも小ぶりで、固い小豆のようだった。

「くすぐったい」

彼女は言ったが、抵抗せず、僕の手を受け入れていた。

絵にはならないが、壺の中のはちみつを探るように、ワンピースの首元から手を入れ、直接乳首と乳房を触ってみた。

不十分ではあったが、指先からでも、乳房の柔らかさと、乳首の固さを十分に感じられた。乳首に触れたときに、彼女は小さくびくっと震えた。けれど、彼女の胴体は、僕の胴体に吸い付くように、僕を離れなかった。

なんの取り柄もない僕が、なぜか一人の美しい女性に触れる権利を得ていた。なぜかはわからない。けれどそういうことが人生でたまにある。

僕の手は、彼女の知りたい部分を、静かだけれど貪欲に探索していた。彼女の新しい部分を知るたびに、すでに限界まで膨張しているペニスはさらなる劇薬を注入され、もう壊れてしまいそうだった。

その固さは、彼女に僕のこれから一番したいことを雄弁に語っていた。

僕は少し婉曲に小さい声で伝えた。彼女はくすっと笑った。

「・・・いいよ」

⑫につづく

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