
コーヒーショップのSHE⑫
僕は彼女を包み込みながら、シマフクロウのように周りを見渡した。
このコーヒーショップの店内は、いたってシンプルなのは知っている。
僕が先ほど腰かけていた、座り心地の悪い椅子と、レジカウンターと、豆を炒るためのキッチンカウンターしか存在していない。
困っているシマフクロウを、燕のひなのように見上げる彼女。
僕は決断し、彼女をほどき、手を引き、キッチンカウンターの裏側へ導いた。彼女は普段のてきぱきとした動きは見られず、ふらふらと僕の手の導く方へついてきた。
キッチンカウンターの裏につくまでに、彼女が普段作業する向きになるように誘導した。彼女はキッチンカウンターにごく普通に立った。その後ろに僕が立っているのが普通ではなかった。
彼女は何も言わず、キッチンカウンターに両手をついた。そして体を少し前に傾けた。僕は、ワンピースのスカートを静かにまくり上げた。
わかってはいたが、何もつけていない彼女の小ぶりの臀部があらわになると、感動が新たに生まれた。当たり前ながら、僕のペニスには暴発寸前だった。
⑬につづく
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