ミッションとグラデーション ログラスというBtoB×スタートアップでデザインする面白さ
この記事は「ログラスアドベントカレンダー2023」の10日目の記事です。
明日はIS部のなかやまさんです。
ログラスのデザイナーのkouです。
このnoteでは、ログラスでデザイナーをする面白さを私の視点から書いていきたいと思います。(このnoteは先日開催された「BtoB スタートアップのデザイン組織 ~ チャレンジできる環境で働く面白さ」の内容をベースに執筆しています)
まず自己紹介を簡単に。
大学院で心理学・人間工学を研究した後、制作会社にてUXリサーチャーとしてキャリアをスタート。その後freeeにて会計や給与計算など複数のプロダクトデザインを担当、デザインリサーチチームの立ち上げを経て、2022年9月にログラスに入社。ログラスでは、デザインシステムの運用や新規事業のデザインを担当しています。
MissionとGradation
ミッションとグラデーション、この2つがログラスでデザイナーをする上で面白いポイントだと感じています。
ミッションはログラスのミッション、グラデーションはデザイン組織を表しています。
この事業をデザインで成長させたいか?という問い
ログラス転職時に考えていた一番大きなことは、その事業に関わりたいか?デザイナーとして関わり事業を成長させたいか?でした。
私が入社するときのログラスのミッションは「テクノロジーで、経営をアップデートする。」でした。面接を通してログラスのメンバーや代表の布川と話す中で、事業に対する熱い想いを感じました。このミッションのときから、経営領域を新しく作っていくという会社の雰囲気を感じ、面白そうだなと感じていました。それがログラスにジョインする大きなきっかけでした。
そして今年のはじめに「良い景気を作ろう。」というミッションになったときに、ああ…これだよ…こういうことがしたいんだと感じました。
少し壮大だけど実現できたらおもしろう、そう感じたのを今でも覚えています。
ミッション刷新については以下のnoteをご覧ください。
私が考えるミッション実現までの道のり
そしてこのミッションと事業、デザイナーのアクションはすべてが繋がっていると考えています。
目標は「良い景気を作ろう。」
そこに至るまでにはいくつのステップがあると考えています。
良い景気を作るために、日本の企業の業績が伸びる必要がある
そのためには、企業が変化に強い事業が展開できる必要がある
そのためには、企業の意思決定が効率化・高度化できる必要がある
すごく荒く拙いロジックかもしれないけれど、これらが実現できれば良い景気につながるのでは?と私は考えています。
良い景気を作るために、良いプロダクトをデザインする
そして変化に強い事業の展開や意思決定の高度化の前にあるのが、「良いプロダクトをデザインする」ということ。良いプロダクトをデザインすれば、いいプロダクトができて、その先の結果として良い景気につながる。
そんな想いを感じながら、仕事ができるのはログラスで働いていることの面白みかなと感じています。
ログラスの体験はデザインで飛躍的に伸びる
そしてログラスが対象にしている経営管理・管理会計の領域は、デザインの力がとても必要だと感じています。
管理会計という領域には、経営企画と言われる役割の人が持つ大きなペインが存在します。年間の予算を集めて集計するというだけでも大変で、分析にも一苦労。非常に時間やコストがかかっています。
ログラスが対象とする管理会計という領域については以下のnoteをご覧ください。
経営管理の課題を解くことで、企業の意思決定の速さや質は上がると私は考えています。
管理会計の領域は法律がないため、複雑です。ログラスに入って、財務会計とは違い企業の数だけ管理会計の形はあるのだと感じました。お客様にヒアリングをするときには「うちの会社は特殊でして…」という枕詞を付けてお話されることが多いです。
すべての要望を愚直に一つ一つ作っていくのは、デザインとしては悪手です。それらをうまくパターン化して、体験をデザインしていく。とても難しいけど、やりがいは大きいと感じています。
デザインが介入する伸びしろが大きいのもログラスの特徴だと思います。
自身のデザインという行為が自分の叶えたいミッションに繋がっていると感じられること、それがログラスで働く面白さの一つだと思います。
私はこのミッションが好きです。このミッションじゃなかったらいなかったかも…とさえ思うこともあります。
デザイン組織が持つGradationというキーワード
次にグラデーション。これはデザイン組織の特徴になります。
デザインチームのバリューを以前策定しました。それがこちらです。
Make WOW 驚きと感動を、デザインで
Aim High 現状に満足せず高みを目指す
Radial Gradation 人や職種の垣根を超えて成果を出す
Radial Gradation
その中でもRadial Gradationというバリューが私は好きです。
これはデザイナーとして、役割を超えて成果を出していくということ、周りを巻き込んでいくことを重視するバリューです。染み出していくことを是とするカルチャーがあります。
だからこそ入社してたくさんのチャレンジができました。入社してやってみたチャレンジをいくつか挙げると以下のような感じです。
デザインシステムの構築
ナビゲーションリニューアル
PdMのチャレンジ
新規事業のデザイン
デザイン組織作り
デザインカルチャーの策定
社内イベントの幹事
この1年で多くのチャレンジができました。特に新規事業のデザインは初めての経験で、躓くことや苦しいこともありました。ですが今しかできてない経験で非常に多くの学びがありました。以前は担当せず見ている側だった自分がいざ担当すると、新しい発見がありました。
まさに上に書いたデザインバリューも初めて作りました。どんなチームにしたいかな?と考えながら作る過程は悩ましくも面白かったです。
このように縦横にいろんな方向にチャレンジできるのはスタートアップならではのことだと思います。
こう書いてしまうと、「もうチャレンジできることはないのでは?」と思うかもしれませんがそんなことはありません。
52→107という変化
この数字は、私が入社してから1年後の従業員数です。
倍以上に増えています。常に組織の景色がかわっています。50人のときの仕組みでは100人の組織はうまく動かない。組織全体が常にアップデート、新しい挑戦が必要になります。
状況は刻一刻と代わり、そのときどきで色々なチャレンジができる。構造や仕組みを考えることができる、これがスタートアップでデザインする面白さだと思います。
参考までに今後チャレンジが必要そうな領域を挙げてみます。
エンタープライズのお客様をターゲットと捉えたときに、デザインシステムがどのような体験・価値を提供すべきだろうか?
Loglassを使うお客様が更に喜んでくれる、企業の意思決定を効率化・高度化するプロダクトはどんなものがあるだろうか?どういうデザインになりえるか?
複数のプロダクトができたLoglassではプロダクト間の連携をどのように提供すべきだろうか?
デザインチームが拡大したときに、どのような組織設計にするべきだろうか?
…といった感じで考えれば考えるほど、取り組みたい領域は無数に存在します。
Missionをデザインで実現すること、Gradationのように染み出していくこと
このnoteでは、ミッションとグラデーションというキーワードでログラスでデザイナーをする面白さについて書いてきました。
Missionは良い景気を作ろうというミッションをデザインの力で実現しようとするチャレンジの面白さ
Gradationはデザイナーとして縦横に染み出していける環境的な面白さ
この2つがログラスという組織でデザインしていく面白さかなと考えています。
このnoteを読んで、ログラスのミッションがいいなと感じてくれた方やデザイナーとして多方面にチャレンジしてみたいと感じた方がいましたら、ぜひ一度お話しましょう。