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生きることが楽しくないのは、感情に蓋をしているから
こんにちは、しーめいです!
今日は、私が何度も聞いているTED Talk(心理学者:Brene Browne)で語られている 「感情を麻痺させる(蓋をする)ことがもたらす影響」 について考えてみたいと思います。
普段、私たちは不安や恐れ、悲しみといったネガティブな感情をできるだけ感じないようにしたくなることがあります。
でも、その 「感情を麻痺させる」という行為が、私たちの人生にどんな影響を与えているのか?
人が、傷つきたくないがゆえに、期待値を調整することもよくあることだと思いますが、それも含めて感情から回避する場合もこのケースに含まれると私は思っています。
これを知ることで、「感情を無視することの危険性」 そして 「本当の意味で生きること」 について、深く考えられるようになるかもしれません。
感情を麻痺させると、何が起こるのか?
私たちは、傷つくことを避けるために、無意識のうちに 感情を麻痺させる ことがあります。
具体的には、こんな行動をとってしまうこと。
✅ 仕事や趣味で自分を忙しくしすぎて、考える時間をなくす
✅ なんとなくSNSや動画を見続け、気持ちに向き合うのを避ける
✅ お酒や甘いもの、ジャンクフードでストレスを紛らわす
こうした行動は、一見すると 「ストレス発散」 や 「気分転換」 に見えるかもしれません。
でも、実際には 「自分の感情を感じないようにするための手段」 になっていることが多いんです。
感情は「選んで」麻痺させることはできない
感情を麻痺させると、つらい気持ちや不安、悲しみは感じなくなります。
でも、その代わりに 喜びや感謝、愛といったポジティブな感情まで麻痺してしまう のが問題。
感情というのは、都合よく 「これだけ消したい」 とはできません。
たとえば…
✅ 失敗の不安を感じたくなくて、自分の挑戦する気持ちを抑えている
✅ 傷つくのが怖くて、人との深い関係を避けている
✅ 過去の辛い出来事を思い出したくなくて、心を閉ざしている
こうやって ネガティブな感情をシャットアウトしようとすると、ポジティブな感情まで感じにくくなる。
その結果、何をしても 心から楽しめなくなり、気持ちがどこか満たされない状態 に陥ってしまうんです。
わたしにもそのような時期があり、生きているような生きていないようなそんな不思議な気持ちに苛まれておりました。
「生きている実感」が薄れる危険性
感情を麻痺させてしまうと、本当の意味で「生きている」と感じにくくなる ことがあります。
例えば、こんな風に感じることはありませんか?
✔ 何かを達成しても、「こんなものか」と思ってしまう
✔ 人と一緒にいても、どこか距離を感じてしまう
✔ 以前はワクワクしたことが、今は何も感じなくなった
これは、「つらさを感じないようにすること」が、結果として「生きる喜び」まで奪ってしまっている状態 かもしれません。
感情を押し殺し続けると、「自分が本当に何を感じているのか」すら分からなくなってしまう。
そうなると、人生が ただこなすだけのもの になってしまいます。
どうすれば「感情を取り戻す」ことができるのか?
もし「感情を麻痺させているかもしれない」と思ったら、まずは 少しずつ「感じる」ことに慣れていくことが大切。自分の気持ちから逃げずに向き合っていくこということ。
無理に「全部感じよう!」としなくても、次のような小さなステップから始められます。
・「今、自分は何を感じている?」と自分に問いかける
・がっかりしたときや、悲しいときは、悲しいと認める(無理にポジティブになろうとしない)
・小さな喜びに目を向ける(温かいお茶を飲む、好きな音楽を聴く、など)
・「ありがとう」や「嬉しい」を言葉にする
感情を取り戻すことは、「自分自身を取り戻すこと」 でもあります。
つらい感情を感じることは決して楽なことではないけれど、それを避け続けることで、本当に大切なものまで感じられなくなる ということを忘れたくないですね。
まとめ:「感情を感じること」は生きることそのもの
・感情を麻痺させると、ネガティブな感情だけでなく、ポジティブな感情も感じにくくなる
・その結果、「何をしても楽しくない」「生きている実感がない」という状態に陥る
・感情を取り戻すには、小さなことから「感じる」ことを意識する
私たちは、ときに 「つらさを避けるために、心を閉ざす」 ことを選んでしまいます。でも、それを続けていると、喜びや幸せまでも感じにくくなってしまう。
「心から生きる」ためには、すべての感情を受け入れることが大切。
たとえそれが不安や悲しみであっても、それがあるからこそ、人は本当の意味で幸せを感じることができる のだと思います。
というわけで、今日はこのへんで。
今日から少しずつ温かくなっていきそうですね。
今日も1日良い日になりますように・・!