Genuineness(誠実性)
『Effective Psychotherapists』の第6章Genuineness(誠実性)
について、今日の勉強会で学んだことをまとめてみます。
誠実性とは、セラピストが自分の内面的な感情や考えを認識し、クライエントに対して正直に示すこと。
一致とは、セラピストの内面的な体験と自己認識が一致している状態。
真正性とは、セラピストが内面的な体験をクライエントに共感を持ち、正確に伝えること。
セラピストが「誠実」であるためには、内側(心や感情)と外側(行動や態度)の両方が関係していて、その内的要素が「一致」で、外的要素が「真正性」である。
例えば、子どもが保育園行事でさつまいも掘りに出かけて、
「ママ!たくさん取ってきたよ!」って笑顔で持ち帰ってきてくれたとして、さつまいもが実は嫌いなものだったときに、
(嫌いだから食べたくはないけど)「ママ、さつまいも大好きなんだ!」って言って残さずに全部食べるのは、不誠実。
(本当は嫌いで食べたくないけど、子どもとの関係性を最優先して、不一致と分かってこの行動を選択している場合は、誠実なのかな)
「ママ、さつまいもは苦手なんだけど、これはおいしいね!」と言って一緒に食べてみるのは、誠実。
みたいな感じなのかな、と思いました。
目を通していただき、ありがとうございました。