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"祭司たちの祈り"(ビルカット. ハコハニーム)に寄せて ~ユダヤ暦5785年~
ברכת הכהנים אתמול, העושה רבה בסוכות 5785🍋🌿🌿🌿
スコット. 仮庵の祭り第6日目の昨日は
"ホシャナー. ラッバー"と呼ばれる
スコットのクライマックス。
この日は
"ビルカット. コハニーム"(祭司の祈り)という
ユダヤの神殿で祭司たちが捧げ
古代から受け継がれてきた祈りが
嘆きの壁の前で行われます。
![](https://assets.st-note.com/img/1729703146-N9RJuQhaZLHXAcePgBT3w6WC.jpg?width=1200)
"祭司たちの祈り"(ビルカット. ハコハニーム)
祭司の家系("コーエン"の苗字を持つ家系)は
モーセの兄弟.アロンに端を成す血筋です。
アロンが最初に祭司となった人でした。
白い布に身を包んだ男性たちが
手に4つの植物を携えて
何千年も前から
脈々と受け継がれてきた祈りを捧げる時。
やはり何度目にしても圧倒されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1729703195-E8oieRB6SbcupH45K0skGwPT.jpg?width=1200)
男性たちの姿
"祭司たちの祈り"の風景ならでは
![](https://assets.st-note.com/img/1729703354-BPtSWvoYEg5uH9CTLD3cl6N7.jpg?width=1200)
共に祈る男性たち
このホシャナー. ラッバーで祈られる
特別な祈りというのが
"アラバの祈り"。
![](https://assets.st-note.com/img/1729703585-RwnXYC6f5aNm0uHbA4iUyOKq.jpg?width=1200)
アラバは前の記事でも書いた通り、
"思いもなく、行いも足りない人"
の例えです。
"どうしてそんな"何もないもの"に祈るの?"
と友人にたずねてみると、
"いい質問だね。
実は僕も良くわからない。
本当に"何もない"人に寄り添うためなのか、
それとも"自分には何もない"と
謙虚に在り続ける人を意味するのか、
その深い意味を知るためにも、
僕たちは学び続けるんだ"
古代からの叡知は
現代に生きる私たちをも先回りして
問いを投げてくれていて
その答えもまた
隠れたところに潜んでいるような気がします。
そんな時、
過去. 現在. 未来の壁が溶け
問いと答えが時空間を彷徨っている、
そんな気がするのです。
叡知が
私たちを良い方向へと導いてくれるように
良い選択を
私たちが成すことができるように
私たちが暗闇を覗く方ではなく
光を見つめて
世に平安がもたらされるように...。