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"祭司たちの祈り"(ビルカット. ハコハニーム)に寄せて ~ユダヤ暦5785年~

ברכת הכהנים אתמול, העושה רבה בסוכות 5785🍋🌿🌿🌿

スコット. 仮庵の祭り第6日目の昨日は
"ホシャナー. ラッバー"と呼ばれる
スコットのクライマックス。

この日は
"ビルカット. コハニーム"(祭司の祈り)という
ユダヤの神殿で祭司たちが捧げ
古代から受け継がれてきた祈りが
嘆きの壁の前で行われます。


嘆きの壁の前で
"祭司たちの祈り"(ビルカット. ハコハニーム)

祭司の家系("コーエン"の苗字を持つ家系)は
モーセの兄弟.アロンに端を成す血筋です。
アロンが最初に祭司となった人でした。

白い布に身を包んだ男性たちが
手に4つの植物を携えて
何千年も前から
脈々と受け継がれてきた祈りを捧げる時。
やはり何度目にしても圧倒されます。


まるで古代にタイムスリップしたかのような
男性たちの姿
"祭司たちの祈り"の風景ならでは


「4つの植物」を携えて
共に祈る男性たち


このホシャナー. ラッバーで祈られる
特別な祈りというのが
"アラバの祈り"。


「アラバ」の葉

アラバは前の記事でも書いた通り、
"思いもなく、行いも足りない人"
の例えです。

"どうしてそんな"何もないもの"に祈るの?"
と友人にたずねてみると、

"いい質問だね。
実は僕も良くわからない。
本当に"何もない"人に寄り添うためなのか、
それとも"自分には何もない"と
謙虚に在り続ける人を意味するのか、
その深い意味を知るためにも、
僕たちは学び続けるんだ"

古代からの叡知は
現代に生きる私たちをも先回りして
問いを投げてくれていて
その答えもまた
隠れたところに潜んでいるような気がします。

そんな時、
過去. 現在. 未来の壁が溶け
問いと答えが時空間を彷徨っている、
そんな気がするのです。

叡知が
私たちを良い方向へと導いてくれるように
良い選択を
私たちが成すことができるように
私たちが暗闇を覗く方ではなく
光を見つめて
世に平安がもたらされるように...。

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