なんでもない週末の話|日記
週末は実家で過ごした。
近々着る予定のある訪問着を取りに行くのと、実家の田んぼで採れた新米を頂く目的もあり。
私の着られる訪問着は3着あって迷った。
母は着付けの仕事をやっているので、着物の着こなしには大変厳しい。
祖母も加わりあれやこれやと口を挟まれながらイケてるコーディネートが完成した。
年代の違う女どもが総出で最高の装いを考える時間はわくわくする。
夕食に今年の新米を食べた。やばうまだった🫶
ほかほかのお米を口に含んでフィルターにし、吸う空気の美味しさよ。
この空気の美味しさで利き米が出来るという特技。
「やっと新米を食べたところで悪いけど、明日は来年の米のために肥料まかないかんでなあ」と父が言う。
うっ、肥料撒きか。寒くて気乗りしないけど、実家の米を大量に貰っているのでせめて労働でお返しはせねば。
肥料240kg、田んぼの端から端までまんべんなく撒くのはわりと重労働。
重い肥料を背負って足元の悪い田んぼの中を歩き回るので腰にくるんだよなあ。
最近腰を痛めてるんだよって言ってみたら、
父「お母さんが先に腰痛いって言ってるからダメーー」
母「そーだそーだ」
父「お前のウソ腰痛とは違うで」
シオ「ウソじゃないーーー!!」
それから腰痛いって言うたびに、「ウソこけ」って言われる。子供か。
でもふい打ちで笑っちゃったから怒れない。
翌日午前中に肥料撒き。夫が参戦してくれるようになってから、進むスピードが桁違い。ありがたい。
父の担当区画を横切るときは注意が必要だ。
人に向かって肥料を噴射してくるから。(肥料を噴射する機械を背負っている)
砂利サイズの肥料の玉がパチパチ当たって地味に痛い。
シオ「人に向けんな!!!!」
父「俺の区域に入ってきたのが悪い」
ケラケラ笑っている。くだらなくて脱力しちゃって、つい笑ってしまう。アホや。
作業が終わると腰がパンパンに張って痛いので、近所の温泉へ癒しに行くことにした。
一緒に行く人〜!と呼びかけると、母だけ返事した。夫もしゃあなしで行くか、とついてきてくれた。
明るいうちに入る温泉は最高。1時間半くらい浸かる。母と近況をシェアし合う。
2人きりになるとマシンガントークになるのはなんでか。
身体の筋肉はすっかり緩まり、寒さも感じない。よく眠れそうやなあとあくび。
父と母はそれぞれ飲み会の予定があるらしく、父に至っては「泊まってくるから明日の朝帰るわ〜」と出て行く始末。
じゃあうちらも外食しようかと夫と決めたが、そうすると祖母が1人になってしまうから「ばあちゃんも一緒に行かん?」と誘ってみる。
祖母「行かん、2人で行っといで」
シオ「ムーーリーー、お願い。行こー」
祖母「いいってばあ」
シオ「絶対に一緒に行きたいーー」
と何ターンもお願いしたら、「うーん、じゃあ行こかあ」と言ってくれた。やったー。
夫・ばあちゃん・私の3人でお出かけなんて、初メンや。
パクパクお寿司を食べていたら、ばあちゃんが「酒も飲みたい」って言うから一緒に地酒も飲んだ。楽しかった。
夫は写真を撮ってくれたし、運転もしてくれたし、お支払いもしてくれた。
ばあちゃんに「スパダリ」って言葉を教えてあげた。「(夫)くんはほんにスパダリ」って言って笑ってた。
何も特別でない家族との休日の話でした。