腑抜けてないでくれるか|日記
友人・ハイビスカスとの会話。
シオ「最近の野菜って媚びてる奴多くない??」
ビス「分かる。こう、ガッツがないというか覇気が無いね。やれやれだ」
まるで意地悪なお局様のような口ぶりである。
シオ「今どきスーパー出身はダメねえ。温室育ちで甘やかされているんだわ。」
ビス「腑抜けてもらっちゃ困るのよね、もっと野生出してガッと来てくれないとʅ(◞‿◟)ʃ」
シオ「辛い大根が食べたい〜〜〜青くさい人参が食べたい〜〜〜」
ビスカスと私は肝入りの食いしん坊である。
2人で食事をするときは、世間話ではなく今食べているものの話をする。
この日は木曜食堂を開いていて、最近の生野菜はあまりにクセのなさすぎる味で物足らないという話がエスカレートしてこうなった。
品種改良の賜物で生まれた甘くて食べやすい野菜も好きなんだけど、大地の養分!みたいな野菜を本能が求めてしまう。
そんなに私に媚びないで。ワイルドに攻めて。ついてこれるなら来れば?くらいでいて。(野菜の話)
そして今日の朝、どうしても連れて行きたいところがあるとビスカスが車で迎えに来た。連れて行かれた先は、隣の隣の市にあるJA直営のファーマーズマーケット。
広い倉庫みたいな建物の中には、とれたての産直野菜がズラリ。
農家の方たちが野菜を持ち込んで並べている。
その野菜たちといったら、ブリンブリンで艶ってて大きい。
ものが違うって言葉がぴったり。
スタンダードな野菜からスーパーに出回らない野菜まで山盛りあって、流石にテンアゲ〜〜〜☝️
「欲しい野菜、全部買お!」とビスカスが言う。
まじで、そういうところ大好き。
大根、人参、里芋、バターナッツ、ケール、オータムポエム、蕪、サラダほうれん草、青梗菜、ロメインレタス、レモングラス、柿、ニラ、サンチュ…たくさん買いました。
4000円くらいかなと思ったら2000円だった。アンビリーバボ。
ビスカスも山ほど買ってた。
私の家に戻り、PC開いてちょっと仕事。そうだよ、平日だもん。
でも早く野菜食べたくてウズウズ。友達が仕事の電話してる声はムズムズ。
そしてお昼ごはん。調理?いらんよ。
「野生で来い!!」って言っている我らは、最大の敬意を込めて素材喰い。
生野菜をガジガジと齧るランチ。
求めてた味。ツンと辛い大根、コレコレ〜〜!
名古屋嬢の私たちはもちろん味噌をつけて食べます。ぽりぽり。最高。
ここでビスカスが恐ろしいことを言いだす。
「スイートチリとマヨネーズ1:1で混ぜたソースにつけたらヤバいよ」
そんなんは絶対ヤバいのよ、野菜食って太るよ。って言いながらも、早速そのソース作っちゃお。無事飛びました。ンマイ!!!
その後はお互いに作業へ戻る。
キーボードのカタカタを聞いていると、一緒に卒論書いてた大学時代を思い出す。
あの頃からビスカスの美味いものキャッチャーは進化を続けているなあと思いながら、いつも美味しいもの教えてくれてありがとって感謝を送る。念で。集中を邪魔したら悪いからね。夕方ごろに区切りがついて帰っていった。
なんだか思いもよらず充実した平日になった。また、すぐにやりたくなっちゃうな。