僕が20代のうちに経験して良かったこと・身につけて良かった考え方TOP5
副業作曲家のシエシ度です。
もうすぐ30歳になります。
僕は子供の頃、年を取ることは大変不幸なことだと思っていましたが決してそんなことはなく、むしろ今が人生で一番楽しく、幸せだと感じます。
僕がそう思える理由は恐らく、悔いのない20代を過ごせたからだと思います。
この記事では、そんな僕が20代のうちにやっておいて良かったと思う5つのことをランキング形式で紹介していきます。
5位:家を買った
僕は26歳くらいの頃に中古の分譲マンションを買いました。
巷では賃貸vs購入論争が繰り広げられていますが、僕は断然購入派です。
そう思う理由は主にこの5つです。
賃貸と違っていつか手放す前提ではないので、コーディネートを拘ったり、便利な家電を導入したりすることへの楽しさが段違い
壁に穴を空けてギタースタンドを取り付けたり、エアコンを取り付けたり、スマート家電だらけにしたり、吸音材を壁に貼りまくったりなど、好き放題しています。
(少なくとも僕が住む街では)賃貸物件と比較して分譲マンションは設備がきちんとしていることが多い
カメラ付きインターホン・オートロック・エレベーター・追い炊き機能付きバスルーム・避難はしご付きで広いバルコニー・高レベルな断熱仕様・宅配ボックス・駐車場・地下駐輪場・物置・タイヤ置き場など
ローンには保険が付帯しているので、僕が癌になったり働けなくなったりした場合はローン残高(=家賃)が0円になる安心感がある
月々の支払額は同グレードの賃貸物件より遥かに少ない
61歳で完済した後は家賃を払わなくていい安心感がある
その後支払うのは管理費・積み立て修繕費・駐車場代計約20000円/月のみ
異論は大いに認めますが、少なくとも僕は家を買って本当に良かったと思っています。
4位:気が済むまで転職した
僕は恥ずかしくてここでは言えないくらい、沢山の回数転職してきました。
でもそのおかげで隣の芝生が青く見えることはもうありませんし、自分には今の仕事が合っていると強く感じることができています。
また、こんな履歴書汚れまくりの自分でも意外と転職できるということが分かってしまいましたので、今の会社に縋る必要はないという余裕があります。
これはいつでも仕事を辞められるという意味というよりは、臆せず上層部と向き合えるという意味です。
自分の信念や考えを曲げてまで上司や会社に気に入られるよう立ち回る必要がないので、違うと思ったことには臆せず異議を唱えますし、悪いと思ったことには改善案を出します。
常にそういった姿勢でいるので、受け身で与えられたことだけをやるよりは、活き活きと楽しく働けていると思います。
(もちろんわざと尖った言動をするわけでも、何でもかんでも我儘を通そうとするわけではありません)
3位:時間を使う優先順位を確立した
僕の中での優先順位は、このように確立されています。
人を巻き込む仕事をする
大切な人と過ごす
今すぐやらなくても迷惑をかけない仕事・タスクを消化する
あまり親密でない人と過ごす
スキルアップを図る・新しいことに挑戦する
一人でする趣味に没頭する・だらだら過ごす
常にこの順番を意識して行動を選択しているわけではないのですが、恐らく自然とこうなっていると思います。
僕が重要と思うのは「1.人を巻き込む仕事」と「3.今すぐやらなくても迷惑をかけない仕事・タスク」を区別し、「2.大切な人と過ごす」ための時間をなるべく優先的に確保することです。
あまりにも忙しいとき、やらなければならないことに追われて大切な人との時間を疎かにしがちです。
大切な人との繋がりはお金には代えられないほど価値のある財産ですが、残念なことに、大切な人との心の繋がりは、どんなに親しい仲だったとしても時間の経過とともにどんどん薄れていってしまいます。
「ごめん今日は行けない」
「忙しい」
「疲れたからまた今度にして」
ましてやこんな言葉を伝えてしまった暁には相手の心は瞬く間にあなたから離れていってしまい、気付いたら独りになっていたなんてことになりかねません。
大切な人との時間を確保することは自分の為でもありますが、相手への恩返しにもなり得ます。
最近忙しくて大切な人と過ごせていないな~と感じた方は、是非ご自身の行動の優先順位を見直してみてください。
2位:色んなことに挑戦した
恥ずかしくてここでは言えないくらい、というか覚えていないくらい、沢山のことに挑戦してきました。
その中で最も僕の人生に影響を及ぼしたと言える挑戦は、やはり一度フリーランス作曲家になったことです。
僕がフリーランスを実際に体験して学んだことは主にこの3つです。
フリーランスになる前から分かっていたこと(孤独感や税金まわり等)は割愛しています。
趣味を仕事にしても趣味が楽しくなくなるわけではないが、中途半端に趣味をかじりながら仕事をするせいで、楽しさが常に不完全燃焼状態になる
例えば僕の場合趣味の作曲を仕事にしたわけですが、好みドンピシャでないジャンルの曲の依頼が多かったため、
「作曲自体は楽しいけど本当はもっとこういう曲を作りたい…」といつも思っていました。
スケジュール管理を徹底すれば毎日有意義に過ごせると思っていたが、余裕があるときはどうしてもだらけてしまう
1週間の理想の過ごし方は、3日で終わる仕事は3日以内に終わらせて、空いた4日で別事業に挑戦したりスキルアップに時間を割いたりする、といった過ごし方でしたが、
現実は3日で終わる仕事にだらだら7日かけていました。
常に全速力で走ることはできないのでたまにゆっくり歩くことがあるのは良いが、ゆっくり歩いたり止まったりすることへの罪悪感が大きいため、気持ちが常に休まらない
会社員であれば、たまにだらだら働くくらいなら(見かけ上)誰の人生にも影響しませんが、
フリーランスがだらだらしていると事業の寿命が縮み、自分の首がダイレクトに絞まります。
それを分かっているため、休日を確保して体を休めたとしても、心が休まることはありませんでした。
こう感じてしまったことで僕は自分がフリーランスには向いていなかったと分かり、未練が全く無くなりました。
挑戦しなければ分からなかったことでしたし、もし挑戦せずに以前の会社を今でも続けていたとしたら、未練タラタラ、心此処に在らず状態で働いていたと思います。
ですので、やっとなれたフリーランスを諦めて会社員に戻ったことが皆さんにはネガティブに映っているかも分からないですが、
僕にとっては経験しておいて良かった、していなかったら今頃まずいことになってたかもと思えるくらい、僕の人生にとってポジティブな選択でした。
また、2024年8月から会社員になりましたが、新卒で働いていたときよりも、自分や自分を取り巻く状況をもっと遠くから見られるようになった気がします。
新卒のときは目の前のタスクをこなすことで精いっぱい、考えているのはいつも自分のことばかりでしたが、今は、
「どうやったら事業を大きくできるか?」
「会社的にはこう動いた方がいいだろうな」
「長い目で見たらこの回答が会社の発展に繋がりそう」
といったことばかりを考えながら働くようになりました。
1位:諦めることを覚えた
「諦めること=悪いこと」
のような刷り込みは誰にでもあるのではないでしょうか。
僕も最近までずっとそう思っていましたので、
仕事でもプライベートでも、目標や理想形に対して上手くいっていないと感じたときは、改善策を考えて再挑戦し、それでもダメだったときはまた改善策を考えて…を繰り返していくといったサイクルを欠かさず行うようにしてきました。
人気商売である音楽業を成功に導くため、チャンネル登録者数を増やすことばかりを考えて曲を作り、
作曲依頼を受けてお金を稼ぐと決めたから、あまり興味のない大衆音楽を聴き漁っては勉強し、
人間関係が上手くいかないときは、何をどう変えたら上手くいくかを考える
これらが僕の人生の幸福度を上げ、豊かにしてくれると信じてやみませんでした。
しかし、実際はどうなのでしょうか?
本当に諦めずに頑張り続けることで、僕の人生は幸福は豊かなものになるのでしょうか?
僕はそうは思いません。
だって、いつか幸福になるために今を苦しみ続けた結果、いつの間にか10年が経っていたんですから。
きっとこのままいけば、その「いつか」が訪れることもないまま一生を終えていることでしょう。
「諦めることは決して悪いことばかりではない」
とある本をきっかけにこれを知った僕が、無理していると思ったことをスパッと諦めるようにした結果、悩みや自己嫌悪感が減り、自分の好きなことを心から楽しめるようになりました。
どう考えても「諦めずに頑張っていた自分」よりも「諦めるようにした自分」になってからの方が幸せだと感じます。
ちなみに僕が諦めるようにして本当に良かったと思うことは、主にこの3つです。
数字やお金を伴う目標を立てること
自分に適性や興味がない分野で結果を出すこと
自分を変えること
▼詳しくはこちらの記事に書いています
いかがでしたでしょうか。
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ちなみに誕生日は12月なので、あと3ヶ月、残りの20代を楽しみます。
また次の記事でお会いしましょう。