【エッセイ】誰かと一緒の時間。大人だからこそボードゲーム、カードゲーム。
あなたは食わず嫌いですか?
私はかなりの食わず嫌いでした。
でも大人になって、
これってこんなに美味しかったんだ!
と唸る事がなんと多かったことか。
食べもしないで味を決めつけるのは
可能性の扉を自分で鍵かけてるようなもの。
これは他の例にも当てはまる、そう、
やってもいないのに決めつけるパターン。
そう言えば、このゲームたちもそうだったなと、目の前にあるボードゲームやカードゲームを見てふと思ったわけです。
ボードゲームもカードゲームも、こどもの頃はお友達や家族とたくさん遊びました。
ですが大きくなるにつれてつまらなく感じて、もう面白くない、これ以上遊ぶことはないと、遊ばず嫌いになりました。
ただ、ここ数年でそれが変わったんです。
今日はそんなお話と
私の遊びごころを燻ったボードゲームとカードゲームのご紹介をさせていただきます。
まず一つ目⬇️
《TICKET TO RIDE》
お友達の女の子が持ってきてくれたんですけどね。
これが中々にシュールで面白くて。
簡単にルールを説明すると、
電車の駒を使って北米の都市を繋げていくゲーム。
まずは配られたカードから出発地と目的地を決めます。そのカードには数字が書いてあって、出発地と目的地を見事に繋げられたら、その数字がポイントになるわけです👍
そして線路の色に沿った別のカードが何枚もあるんですが、これを山にして順番に引くか、もしくは選ぶかします。
基本はそのカードの色と同じ線路の上でしか駒を進めることはできません。
※数箇所、もしくはカードによって色が関係なかったりもします
最終的には途切れずに長く駒を繋げられた人が勝ち。
駒のカウントの仕方も出発地から目的地までちゃんと繋がった駒しかカウントはできません。途中で途切れているものはノーカンです。
他に、目的地を相手に悟られないよう気をつけないといけません。
なぜなら妨害されることもあるからです。
妨害されると、せっかく繋がっている駒が分断されちゃいますからね。
私風に言うととこのゲームは虎視眈々ゲーム😏
「ここ狙うでしょ」
「さあね」
「そう来たかぁ」
みたいな心理戦を相手の手駒や表情を見ながら推察するんです。
そこは敵を迎え撃つ策士な戦国武将のように時に冷徹になりながら進んで行きます😏
大人同士で行うと互いの性格が垣間見えて、そこを突っ込んだりしてより面白味が増します。
邪魔された時は腹立ちますし、しかもめちゃくちゃ長く繋がった時に分断なんかされちゃったら変な声がお腹から出ます。
それくらい、本気になれるゲームかと思います😊
さて次に紹介するのはちょっとクリエイティブに遊びたい時のこんなカードゲーム⬇️
《キャット&チョコレート》
これは、かなりの想像力を要するゲーム。
ルールを簡単に説明すると、チームカードを配ります。これは最後まで見ちゃダメ。
次にアイテムカードを三枚ずつ配ります。
そして真ん中に山積みした裏向きのイベントカードを置きます。
自分の番が来たら、その山からイベントカードを一枚引き、表を向けます。
すると、何かしらのイベントが書いてあります。
この時山積みされているイベントカードのトップは裏向きになっています。裏には数字が書かれています。この数字の数だけ、手持ちのアイテムカードが使えます。
その限られたアイテムカードを使って、あなたのアイデアをもってイベントを解決していくのです。
イベントカードの内容も
「家の鍵がない!」
「薄着で外に出てしまった」
「親友が『芸人になる』と言い出した。でも、向いていない」
「声をかけられたが、誰だか思い出せない」
「子犬が車にはねられそう。助けたい」
など、何とかなりそうな状況からカオスな状況までいろいろ。
そのアクシデントとも言える状況を
手持ちのアイテムカード、
例えば望遠鏡、着物、ドライヤー、おかん、とか他にもたくさんあるんですけど、
それらで解決しなければなりません。
結構ね、おかんの使い勝手がいいんですよね。
おかん、最強。
そして、その解決案がグッドかバッドかを他の人でジャッジする。グッドが多かったらその引いたイベントカードが貰えて点数となります。逆にバッドが多かったら点数は入りません。
ポイントはですね、
辛辣にジャッジする。
このゲーム、この辛辣にジャッジする姿勢で挑まないと面白くない、んですよ。
だって遠慮してグッドばっかしてたら全員に点数が入っちゃうから。
そしてイベントカードを山から引いていくうちに「END」というカードが出てきたらゲーム終了。
(ENDカードは最初にカードの山に忍ばせる)
そして手元にあるイベントカードの枚数を数えて、ここでチームカードを見る。
ここで初めて誰が同じチームか分かるようになっています。そして同じチームでイベントカードを合計して多かったチームが勝ち。
とシンプルながら、アイデア勝負、出たとこ勝負なので、
ある意味恥じらいというリミッターを外せるゲームです。
日本人の私たちは遠慮があるのでね。思い切って振り切りましょう。
ただね、関西人にはキツイ。
だってオチを作って面白くしようとしたくなるから。
いくら一貫性のある理路整然とした解決案を生んだとしてそこでグッドを貰ったとしても、そこに笑いが無かったら自分的にはバッドなんだよ……というジレンマが私を襲いました。
点数よりも「なんでやねん」というツッコミも欲しくなる、そんなカードゲームです(あくまで個人の感想です)
あとは、写真は無いのですが、
《ナンジャモンジャ》
これ、結構有名ですよね。
ググって下さいましたらいっぱい出てきます。
カードにはいろんな顔のイラストが描かれています。
これにプレイヤーは名前を付けるのです。
そして順番にめくっていって、既に名前がつけられた顔のイラストが出たら、その名前を早く言わないといけません。早く言った人が勝ち。
まさに、
記憶力と反応速度が試されるカードゲーム。
名前がユニークであればあるほど楽しいです。私たちは、そこに簡単な動作を加えたりします。
たまに名前を付けた本人が名前と動作を忘れて他の人に当ててもらうという、ショッキングな現象も起こります。
まぁ、私ですが。
記憶力と反応速度は歳を重ねると低く、鈍くなるもの。
だからこそここでも恥じらいという名のリミッターを外して、本気で参るのです。
ゆえに大声になります。
ですので、くれぐれも時間と周囲を確認して行うようにしてください。
理性というリミッターを外してしまってはゲームを続けることが不可能になってしまいますからね😌
でも、ゲームの世界は年齢も性別も関係なく、フラット。
リスペクトをもって挑み合える、そんな世界線こそゲームなのかと、娯楽以上の何かに触れたような、そんな今宵の気づきでございます。
あなた様はどんなゲームがグッと来ますか?
遊ばず嫌い、を克服するきっかけになるかも知れません😏
本日も最後まで読んで下さいましてありがとうございました。
しゃろん;