美ら海水族館に行ってきました
美ら海水族館に行ってきました!
12月は美ら海水族館水族館に行ってきました。2022年、水族館巡りの集大成としてまさにぴったりな水族館でした。東京は寒いので暖かい沖縄に避難したつもりでしたが、安定の天気が悪るくすごく寒かったです。でも沖縄は十分満喫させていただきました。
美ら海水族館とは
豊かな自然や歴史文化の体験をはじめ、イルカたちとふれあいも楽しめる海洋公園の中にある美ら海水族館。神秘に満ちた沖縄の生き物たちの雄大な世界が広がり、大規模なサンゴの飼育展示や世界初の繁殖に成功したナンヨウマンタが観察できる大迫力の巨大水槽、謎に包まれた沖縄の深海のを再現した水槽をと、沖縄の海を丸ごと体験できる施設となっています。また、海から汲み上げた海水をふんだんに水槽に取り入れた生き物たちにとっては超快適空間になっています。
黒潮の海
美ら海水族館と言えばこのエリア!黒潮の海です。黒潮とはメキシコ湾流と世界最大の海流です。ここではそんな南海の多種多様な生き物が回遊している世界を見事に再現しています。特に目を惹くのがダイナミックに回遊するジンベエザメ。なんと美ら海水族館のジンベエザメは今もなお世界最長飼育記録を更新中です。その年数はなんと約28年間。1995年の前身の国営沖縄記念公園水族館からずっと美ら海水族館のシンボルとして君臨し続けています。ジンベエザメは未だに謎が多い生態であり、長期飼育をすることで解明に挑み世界初の試みに挑戦しています。美ら海水族館は人生で3回目の訪問ですが懐かしさと新鮮な感動に包まれました。
水のなかを飛ぶように群泳しているのはオニイトマキエイとナンヨウマンタです。ナンヨウマンタの複数展示は世界初、飼育下での繁殖を実現させたのも世界初と大水槽の中では世界初の光景を間近で感じることのできる奇跡のような空間になっています。しかも野生でもなかなか出会うことが難しい全身真っ黒のブラックマンタにも出会うこともできます。マンタはお腹模様がそれぞれ違うので、ぜひお気に入りのコを見つけて見てください。
ちょうどマンタたちのお食事タイムを見ることができました。水槽の中にエサの入った袋がぶら下げられるとマンタたちは宙返りをしてエサを食べます。普通に泳いで行ったり来たりするよりもエサの真ん中で宙返りをした方が効率が良いからというのが理由だと言われているそうです。
サメ博士の部屋
サメっと聞いてどんなイメージを持ちますか?私は金曜ロードショーで見たジョーズが忘れられず、出会った瞬間デスマッチが始まり生きては帰れない印象です。でもそんなサメ類はほんの数種類だけで、少食で人間にはほとんど何も攻撃しないのサメの方が多いそうです。そんな様々なサメたちを紹介しているのがサメ博士の部屋です。このエリア名は子どもに限らず誰でもわくわくしてしまうネーミングですよね。生きたサメの展示はもちろん、解説や標本サメの歯のレプリカのガチャポンなどがあり、サメについて理解が深められる空間になっています。
特に印象だったのは水槽のなかで静かに泳いでいたヤジブカという種類のサメです。全世界の熱帯、亜熱帯海域に分布し、全長は2.5mほどに達します。第一背ビレが高く大きいのが最大の特徴です。美ら海水族館では繁殖賞を受賞しており、飼育下で初夏から夏にかけて、仔ザメを6~10尾産むことが確認されいます。
そんなヤジブカですが特徴的な背ビレが人間に見つけやすいことから乱獲され、絶滅危惧種に指定されています。ヤジブカの背ビレはフカヒレに使われることが多いからです。人間に危害を与えないサメが人間に絶滅という危害を与えられているという事実は重く受け止めなければならないと考えました。
オキちゃん劇場
劇場の名前の由来になっているミナミバンドウイルカのオキちゃんをはじめ、オキゴンドウ、バンドウイルカ、シワライルカのメンバーが優れた運動能力を生かしてショーを繰り広げます。バックには美しい沖縄の海が見えますが、生憎その日の天気は嵐さながらの雨。果たして顔を濡らすのは雨なのか涙なのか……。次は天気のいい日に必ず行くと誓いました。
ミナミバンドウイルカのオキちゃんは現在国内最長飼育歴48年目の大大大ベテラン。そしてミナミバンドウイルカを日本で見れるのはここの水族館だけなんです。48歳とは思えないキレッキレのジャンプをぜご覧下さい。
次に紹介するのはオキゴンドウのゴンちゃん。どの水族館でもいちばんクジラみがあってベルーガと同じくらい推しています。ゴンちゃんは胸にハート形の白い模様があるのが特徴です。ゴンちゃんは40年目のこれまた大ベテラン。ゴンちゃんのお祝いするために観客全員でお祝いのダンスを踊りました。これからも元気いっぱいステージに立ってメンバーを支えてね。
5匹の息の合ったパフォーマンスも圧巻です。劇場自体はそこまで広くはないですが、そのため多くのジャンプとイルカたちの細かい表情が見ごたえ抜群でした。イルカたちとトレーナーさんの信頼関係があるからこそのショーだと思いました。
マナティー館
外の豪雨と寒さから身を守るために入ったのはマナティー館。人魚伝説のモデルのひとつとも言われているマナティー。美ら海水族館のマナティーはメキシコ生まれで、メキシコ政府から日本国民に寄贈された歴史があります。ここでは4匹のマナティーを見ることができます。丸みを帯びたフィルムとちょっとクシャっとした顔が癒されます。食事をするときは前肢の両ヒレを使ってお上品に食事をしている姿が見られました。こいった仕草も人間に近い存在と感じたひとつなのではないでしょうか。じっと見ているだけなのに心が浄化されてやさしい気持ちになれます。すっかり体も心も整いました。
水族館メシ
カフェ オーシャンブルーで美ら海カレーをいただきました。想像の倍は青いです。水槽の青と同じ青です。ご飯がジンベエザメに型どられた魚介の旨味たっぷりのカレーになります。予約をすれば水槽の目の前に座れますが、今回は予約しないで入りました。まだ早かったからか窓際の席に案内してもらえて、ガラス越しにしジンベエザメを見ながら美ら海カレーを食べるこの上ない祝福なひとときでした。ごちそうさまでした。
今回行った水族館は
施設名:美ら海水族館
住所:〒905-0206
沖縄県国頭郡本部町石川424
開館時間:8:30~18:30【平日】
入館料:2180円(一般)
参考資料
『水族館めぐり』 G.B.出版社
『#水族館に行こう 』 JTBパブリッシング出版社
美ら海水族館公式サイト
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