牛乳を飲むときは
牛乳を飲むか飲まないか、
子どもに飲ませるか、飲ませないか、を
迷われている方は多いと思います。
世界15か国で翻訳されている
「乳がんと牛乳」も
400万部のベストセラーになっていて
数年前に読んだ時には
いろいろ考えさせられました。
牛乳が身体に与える影響に関しては
各自の考え方があると思います。
かくいう私も
さまざまな理由から飲んでいませんし、
子どもに積極的には牛乳を飲ませていません。
とはいえ牛乳は
タンパク・脂質・乳糖・カルシウムなどのミネラル類
ビタミン類も豊富に含まれていて、
「 完全栄養食品 」と言われています。
アーユルヴェーダでも、
生命力を与える食品、
免疫を高める優れた食品とされています。
牛乳は正しく飲めば飲んでから30分ほどで
オージャス(生命力)にかわってくれますから
成長期のお子さんには良いとされていますし、
アーユルヴェーダでも
元気の出ないとき、
活力のでないときには、
正しく牛乳を飲むことをおススメしています。
ただ、牛乳は飲み方に気を付ける必要のある
食品のひとつです。
まず、牛乳は新鮮なものを単品で摂るようにし、
冷蔵庫からだした
そのままの冷たい状態で飲まないように。
胃腸が冷えると、
牛乳がうまく消化されず
アーマ(未消化物、毒素)になってしまいます。
一度沸騰させ、適温にしてから温かいまま飲みます。
そして必ず空腹時に飲むように。
胃の中に食べ物が入った状態で牛乳を胃袋の中に入れると、
消化が遅くなり、体調不良になりやすくなります。
消化力の弱い子供や、
皮膚疾患の出ている子、
アレルギーのある方などは、
牛乳と同量のお湯で割ったり、
ターメリックを入れたり、
生姜のすりおろしを少量入れると、
牛乳の質を軽くして消化が良くなります。
食べ合わせとしては、
穀物(米やパン)と一緒の摂取は良いですが、
酸味(果物・ヨーグルト・発酵食品・乳製品)、
塩味、肉類、魚介類とは一緒に摂らないようにしてください。
これらのものと一緒に摂ると、
消化しきれずに
大量のアーマ(未消化物)を発生します。
給食などでは毎食牛乳がでますが、
そこにお魚、お肉、酢の物、果物などの
組み合わせもありますから、
ちょっと気を付けたいところですね。
牛乳によるアーマは、
皮膚に蓄積しやすいため、
アトピー性皮膚炎のような皮膚の疾患が起こりやすくなります。
子どもは特に大人よりも消化力が弱いですから、
特に冷たい牛乳は飲ませないこと、
そして食べ合わせに気を付けたいですね。
牛乳はオージャス(生命力)を増やし、
心に 心にサトヴァ(純粋性)の性質が増やしてくれます、
ちょっと疲れた時、
またはぐっすり眠れないなどの
眠りの質が悪い人には、
寝る前のコップ1杯の温めた牛乳に
ティースプーン1杯のギーを入れて飲むと
深い眠りにつけます。
牛乳も種類(放牧牛や、ホルモン剤を使っていないなど)によって、
また飲むタイミングによって、
食べ合わせによって
健康への影響が大きくかわってきます。
上手に取り入れていきたいですね。
桜がきれいに咲き始めましたね、
明日もどうぞ穏やかで素敵な1日を♪