「思考」の中で生きることをやめる
「思考」の中で生きることをやめる
「瞑想をはじめると思考がわいてきます」と
よく言われます。
私も同じです。
静かに坐はじめた途端に、
今日の夕食は何にしよう、とか
あの時のあれはどうなったかな、、、などなど
思考がどんどんわいてきます(笑)
本当は私たちの頭は
常にこうした思考でいっぱいなのですが、
瞑想をすると、
その思考が目立つので
「瞑想をはじめると思考がわいてくる」と
勘違いしています。
そして、
その「思考」は私たちがあるがままの真実を
観ることを妨げてしまいます。
起きている出来事や真実の上に
私たちの
「思考」や「思い込み」が投影されるために
いろいろな問題が起きます。
たとえば、
この会社こそ素晴らしい会社!!と思って
入社してしばらくたったら、
だんだんと「真実」が観えてきて、
幻滅してしまったり、
転職したくなったり、
なんてことはよくあると思います。
パートナーも同じだと思います。
この人こそ、運命の人!と思って
お付き合いしたり、結婚しますが
しばらく時が経つと、
だんだんと「真の姿」が観えてきて、
こんなはずではなかった、
騙された、などとなったりします。
これらすべては
「真実」や
「あるがままの姿」や
「出来事そのもの」を観ておらず、
そこに自分の「思考」を投影させて観る癖が
私たちにはあるから起きる問題です。
同じ出来事が起きているにも関わらず、
それを
「問題」と思わない人もいれば、
「大問題」と慌てる人がいたり、
同じ人と出会って
「あの人は素晴らしい人」と思う人もいれば
「あの人は最悪な人」と思う人もいるのは
自分の「思考」が
そこに投影されているからになります。
そして、この繰り返しが
何度やっても上手くいかない、
何度も同じ失敗を繰り返す、
何をやってもむなしい、の
正体なんだと思います。
追記部分
これらを解決するためには
そもそも
私たちは常に自分の「思考」に囚われていて、
起きる出来事を
「真実」を観る
「あるがまま」を観るということが
できていない、ということに気づくこと、
そして、そこに気づいたら、
出来る限り、
起きる出来事をそのまま観る練習
「思考」や「感情」と投影させず、
あるがままを観察する練習を
することだと思います。
近年、
マインドフルネスが多くの人や企業に
取り入れられているのも
あるがままを観察する練習することの
大切さを感じる人が増えているからだと思います。
マインドフルネスだけでなく
アーユルヴェーダとヨガで身体を調え、
瞑想で自分の思考に気づく習慣を身に着けておくことは
情報過多の今、
よりシンプルに、心地よく生きるために
大切になってくると思います。