シェアキッチン開業日記 Vol.1(失敗する!?)
シェアキッチンを開業することにしたので記録しておく。
すでに事業をやっているので、正確には開業や起業ではないけど。
でも、気持ちは開業。
失敗はしないつもり。
とりあえず、今回はサクッと概要的に日記。
開業を決めた3つの理由
シェアキッチンの開業を決意した決定的な1つ目の理由は「これは商売になるな。」ということ。
具体的には「需要があるのに供給がない。」という状況。
つまり、「シェアキッチンを使いたい。」という人がいるのに「シェアキッチンがない(多少はある)」状況。
ちなみに、この状況のことをマーケットインと言う。
マーケットインでビジネスを始めると失敗の確率を非常に低くすることができる。
これまで失敗したビジネスは全部「需要があるかないのかもわからないのに、勢いだけで始めた。」というやつ。
これをプロダクト・アウトと言う。
理由2つ目は、プレーヤーに飽きた。
「若い頃は、起業して儲けるぞ!」と鼻息荒く、熱く行動できたけど、おっさんになってくると、もはやその熱さなし。
社長業に飽きた。
理由3つ目は、シェアキッチンは運営に人も時間もいらないから。
貸し会議室とかと同じく箱だけ貸して定期的なメンテナンスを誰かに任すだけで済むので超らくちん。
結局、これもプレーヤーをやらなくて良いってことと同じ意味。
だれしも思う「楽して儲けたい。」というやつね(^^)
箱の条件と物件探し
一度決めたらフットワークは軽いので、早速不動産屋を複数あたって物件情報を出してもらう。
大きくても10坪まで。
あまり大きい箱を借りると失敗したときの痛手が大きいので、最初はできるだけ小さな箱から。
飲食店を自分でやるわけではないので、あまり立地は関係なし。
「駅からそこそこの距離でキッチンとして使える。」という条件のみ。
物件はフィーリングで決める
ワンルームマンションを決めるときに、「物件情報(マイソク)ではいい感じだったけど、内覧してみたら『なんか違う。』」というあれ。
フィーリングというか感覚。
1ヶ月ほどでいい物件が出てきたので、内覧して「いい感じ」だったので出そこに決定。
もちろん、周辺の環境やなど基本的なことはチェック。
不動産契約
久しぶりの不動産契約。
「法人で借りるので保証金は10ヶ月分。」と思っていたら礼金1ヶ月分ぽっきり。
知り合いでもなんでもないのに、「こんな良い条件で借りれるのは事故物件か?」と思えるほど。
とりあえず、「あれが出たら出たとき。」とか思いながら書類の用意。
「履歴事項証明書」「代表者事項証明書(こんな書類は初めて知った)」「個人の印鑑証明」「免許証のコピー」
びびったのが「納税証明書」も必要だったこと。
税金をほとんど収めていないので、もしかしたら審査に通らないかも・・・とちょっと心配に。
不動産屋に相談すると「自分で事業やってる人はみんなそう(収入超絶過小申告)ですから、安心してください。」とのこと(笑)
不動産屋の言う通り、収入の低さについては何のツッコミもなくサクッと契約完了。
ちなみに、個人事業で契約する場合はもっと書類は少ないはず。
店内設計を考える
シェアキッチンと言っても、自宅のキッチンにちょっと毛を生やしてやるだけ。
「シンクと背後の食器棚の幅が800mmほどなので、通路はこれくらい広く取ろう。」とか「コンロや作業スペース、シンクの配置をみて、ガスコンロが左で次に作業台、右端はシンクか。」とか。
いろいろ考えながらレイアウトを作ってみた。
自分が使うわけではないけど、ユーザーから「使いにくい」とか言われると、客離れの原因になるので、できるだけユーザー目線で設計。
4部門でかかる資金
シェアキッチを開業する場合、4つのジャンルで、それぞれ資金が出ていくことになる。
1つ目は、不動産取得のため費用。
2つ目は物件の工事費用。電気工事やら水道工事、内装など。これが一番でかい。
3つ目は厨房機器。箱ができたあと、中に搬入するもの。ガスコンロや作業台や冷凍冷蔵庫など。
4つ目は運転資金。今回は飲食店ではないので、運転資金と言っても向こう1年間の家賃や光熱費の費用と諸経費くらい。人を雇うわけでもないので、運転資金は、限りなくゼロに近いとも言える。
工事業者のコネがないことに気づく
箱を借りたものの、内装や設備を作るためには工事業者に依頼するのが定番。
たまに、半年とか1年かけてDIYで(自分で)店舗づくりをする人もいるけど、そんな悠長な性格ではないので業者に丸投げのつもり。
ただし、使う設備など自分で選んで買えるものは最安値で購入。
床材とかコンセントレールなどは、どれくらいの数や長さを買ってよいかは職人しかわからないので、そこはおまかせ。
ただ、工事業者のコネなどあるわけもなくネットで検索。
どこも高そうで、ぼったくられても嫌なので「友達の友達はみな友達」式で「工事業者知ってるような人だれか知らん?」と声をかけて、1件紹介してもらう。
見積もり金額にビックリ
相見積もりを取ると時間かかるし面倒くさいので紹介してくれた業者で即決。
紹介なので「悪いことをする業者である可能性」は、ほぼ0%だから。
店舗作りの相見積は、業者が現場に足を運ばないといけないし施主も同行することを考えると、「(最安値に抑えたい)熱さ」がないと無理。
熱さなし。
というわけで業者の見積もりが上がってきて、想定の倍の額にびっくりして屁が出た。(ウソ)。
例えば、「200万円くらい?」と思っていたところ「400万円」だった、という感じ。
「うそーぼったくり?」と思って、明細を見ていくと、「いや、たしかにこれくらいかかる。」という結論に。
こちらは素人なんで、当たり前。
何店舗も作ってたら、金額はある程度予測できるとは思うけど。
Vol.2に続く
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