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シェアキッチンの起業や開業は儲かる?アホか!

シェアキッチンを開業して1年半。

正直、全てが計画通りに行って、逆に「怖いわ。」という感じもありーの、若干飽きた感じもありーの。

今運営しているシェアキッチンは個人レベルで開業した1店舗。

狭く、10坪以内。

なので、結果として、儲かってもフリーターの月給程度。

キャパ以上は収益が出せまてん。(飲食店と同じ)

月額で5、6万~20万程度(手残り)程度。(平均15万くらいかな)

ただし、リアルのビジネスなのでシェアキッチンを開業する場所、すなわち、地域の需要数に比例することはお忘れなく。

需要の考え方は飲食店に近いね。

商圏のあるビジネスだから。

例えば、過疎地で開業するのと東京ど真ん中で開業するのとでは、収益は、人口まんま反映されるということ。

世界をターゲットにしたネットビジネスとは真逆ですな。

シェアキッチンを開業した悲しき理由

25年ほど会社を経営してますが、ここへ来て「経営者とか全然向いてへんわ。もう、や~めよ。(;_;)」という結論に・・・

と言うのも、会社を「経営する」とは、ある意味、「従業員やバイトちゃんをコントロール」すること。

社員含め、【感情豊かな】バイトの女の子ちゃんとか、コントロールするとか無理。

というか、めんどくさい。

そもそも感情のある人間をコントロールするなど、自然の摂理に反するんちゃうか?と思うほど。

そんな面倒なことまでして収入を得たいとか、さらさら思わんのよね。

なので、「やっぱ、ひとりがラクでええわ。」言うことで、人を雇わなくて済むシェアキッチンを開業したわけ。

なんと悲しい事情か。

ひとり起業→会社経営→ひとりになりたい。

そこは、一周回って祝!?

シェアキッチン開業は3つのジャンルを押さえる

シェアキッチン事業は、人を雇って、モノやサービスを販売するのに比べて、起業や新規事業としてのハードルとしては低め。

なので、サラリーマンとか、なんやったら主婦や学生でも、これから紹介する3つのジャンルを、そつなくこなせれば、わりと簡単ではないかと思われる。

店舗づくり

リアル店舗を使うので物件探しから、契約、工事業者への発注などをへて店舗づくりができること。
(「難しい」と思っている人は多いけど、30代フリーターでもできるレベル※当社のバイトちゃんが独立)

カラオケと同じく、ただの場所貸しなので、客席もなければ来店客もないのでテーブルや椅子もいらん。

レジも金庫もいらん。

家庭のキッチンをちょっと拡張したレベルで十分。

家庭のキッチンの拡張版なので、専門知識も不要。

「おかん、うちのキッチンで使いにくいとこない?」とか身内にヒアリングなどして、使いやすいレイアウトにすればOK。

Iot

アイ・オー・ティーと読む。

ネットを通じでいろんなモノを遠隔操作する仕組みのこと。

シェアキッチンは基本、無人運営。

世の中には、まだ有人で運営しているシェアキッチンもあるそうな。

黒電話と同じく、有人運営消滅は時間の問題。

最近は、場所貸しの定番「ホテル」も無人になってきてるからね~。

場所貸しを無人で運営するためにクリアすべき最初の課題はカギ問題。

「利用者が来たら誰が鍵開けるの?」

利用者100人分の合鍵作るのか?
(1本500円として5万円のコスト。つかなくなった人の鍵はどうする?鍵無くしたとかあったら?)

いやいや、そこはIotで解決。

という話。

キッチン入り口ドアの内側のロック(サムターン)にスマートロックをつけて、ネットを介し遠隔で施錠開錠すれば良い。(ネット回線Wi-Fiは必須ね。)

実際の運用では、利用者が鍵の暗証番号を把握していて、キッチンに入店前に各自で開錠施錠。

Iotのスキルというのではなく、Iot既成品を使いこなせればOK。

うちではswitch botシリーズを多用。

予約システム

予約システムを電話とかメールにしてしまうと、そこでまた人が必要になる。

エクセルはおろか、紙のノートを使うなど、もはや昭和。

無駄な時間しか発生しない。

スマホひとつ(パソコン可)でユーザーが予約と決済を済ませられる仕組みが作れるかどうか。

ここが、もしかすると、経験のない人には若干ハードルかも。

当キッチンでは、baseみたいなネット販売のサービスを利用して、ユーザーに、時間単位で枠を買ってもらう仕組み。

storesとかの予約システム専用のサービスもあるけど、料金がバカ高い(月額1万とか3万とか)んで、うちでは、次のようなイメージ。

実は、事業の1つとしてネット販売をやっていて、その通販サイトの一部を予約システムにしているので、コストは0円。

かかったとしても月額3,000円程度。

詳しくはまた別の機会にしますが、「予約システム専用サービス」を使うのはムダ金やで!

と言っておくわな。

わりとリーズナブルな予約システムサービスもあると思ったら、今度は、決済手数料がバカ高い。

決済手数料は3%台マスト。

4%ぎりアリ。

5%なし。

baseの6.6%とかは論外。

視点を変えればボロ儲け!?

キッチン運営に労働は、ほぼゼロ。

うちのキッチンの場合は、トイレ周りなど消耗品の追加と、月に数回の掃除。

掃除は、利用終了後、利用者に義務付けているのひどく汚れない。

たまに発生する、予約の変更やキャンセルをパソコン上で行う簡単なオペレーション。

現場に行くのは月に数回、数分なので、アパートの個人大家さんが、気が向いたとき、あるいは定期的に、敷地や建物の掃除などをするレベル。

その程度の労力で7、8万?30万円程度の収益と考えると、「儲かるビジネス」と言ってもいいかも。

同じように会社経営を続けてきて、「めんどくさ。もっとラクしよ。」みたいな感じになってる人には、どストライクのビジネスではないかと思われます。

ほぼトラブルフリー。夜も寝れる。

どんなビジネスにも想定外のトラブルが発生するのはお決まりのこと。

バイトちゃんが飛んだ!

水漏れ発生!

横領事件発生!

出禁レベルの客発生!

備品が盗まれた!

などなど。

それに比べると、人の介在がほとんどないビジネスなので、想定外があったとしても、かわいいレベルのプチトラブル程度。

例えば、次のようなプチトラブル。

・ユーザーが予約時間を間違えて、または、時間通り終わらず、別のユーザーとバッティングしてしまった。
(※ユーザーの問題でキッチン運営側はなんもできない。)

・ユーザーがフライパンをひどく焦がしてしまった。
(※これは想定内で消耗品交換という通常オペレーション。)

・水道が出ない
(※たまたま同じビル内の店舗で水漏れが発生して元栓が締められただけ。こんなことは超レア。)

資金はいくらかかる?

起業したい人からの相談でも、ポピュラーな質問。

結論から言うと、シェアキッチン開業に必要な資金は決まってない。

どんな場所で開業するのか。

どんな物件を借りるのか。

どんな設備にするのか。

どんな運営システムを組むのか。

様々な条件によってバラバラ。

ちなみに、当キッチンの場合は初期投資は350万円ほど。

かなり高額でちょっと後悔。

と言うのも、キッチン作りを「スケルトン」から始めたから。

コンクリートむき出しの箱(スケルトン)状態から、配管、配線、壁や天井、トイレと、ゼロから作ったから。

現在は2店舗目を検討中で、予算は80万円程度を予定。

「1店舗目金かけすぎた(;_;)」の反省を活かして、次は最安値で。

集客はどうしてる?宣伝費は?

集客はブログ(ホームページだけ)なので、宣伝費はほぼゼロ。

厳密に計算したならば、サーバー代月額換算50円くらい。

というのも、リアル世界の、かつ狭いエリアでのビジネスなので、全国や全世界に向けてアピールする必要がないですから。

「このエリアで、このサービスを探している人」だけをターゲットにしているので、ブログだけで十分なんですね。

例えば、「中崎町* カフェ ランチ」とか検索されるわけです。(*大阪の人気エリア)

もちろん、大前提として、同じ地域に同じサービスが乱立してると、埋もれてしまって、ブログさえ見てもらえなくなるので、競合がいない、少ないエリアでスタートさせます。

そうすれば、ブログを書くだけで1番目とはいわず、すぐ見つけてもらえる状態になります。

検索結果に出るように、あれこれやることをSEOと言いますが、SEOの基本的なことだけで、「対策」言うレベルではないです。

集客、宣伝方法は多種多様なので、自分のビジネスに相性のよい手段を選ぶのが鉄則ですね。

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