MCUフェイズ4・最後の4作を観た(ブラックパンサー ワカンダフォーエバー/シーハルク/ワーウルフ/アイ・アム・グルート)
初めてリアルタイムで追うことができたマーベル・シネマティック・ユニバースのフェイズ4も遂に完結。一貫してアベンジャーズたちのそれぞれの決着と次世代への継承、そして新ヒーローの登場という、2度目のフェイズ1に相応しいスタートダッシュ期間。集結が楽しみでならない!
ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー
主人公ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンが2020年に急逝。代役を立てず、脚本を書き直して作り上げられた異例の続編。精神的支柱の突然の不在、その悲しみ、痛み、戸惑い、やり場のない怒り、その全てが真実のものとしてスクリーンに映っており、かなりヘヴィな質感。戦争を扱ったがゆえに迫力のあるバトルは撮れているがその動機や理由の苦しさ、虚しさによって祈るような気持ちで観ることになっていた。そんな通奏する暗いムードの中、それでも喪失を受容していく物語はフィクションを超えた迫力があったように思う。
キャラの立ち方はMCU屈指だな、と改めて。オコエもナキアも最高だけどやっぱりエムバクよ〜、お前ってやつはさ〜!!そして新キャラ・リリ・ウィリアムズ=アイアンハートがアイアンスーツで飛び回る姿を劇場で観れてあがった。アイアンマンを映画館で見れてないのでね、、こうしてモチーフが循環していくことの嬉しさよ。リリもとても魅力的。ヒーター、役に立ったじゃんね!あとヴィランであるネイモアがずっと渋川清彦に見えて脳内でモヒカン頭に変換され続けてた。邦画好きとしてはだいぶ嬉しかった。また今後の登場も期待。
シーハルク ザ・アトー二ー
ハルクの姪にあたるジェニファー・ウォルターズ(タチアナ・マスラニー)が事故によってハルクの能力を得たことでシーハルクになる、というあらすじゆえがっつりパワーバトルモノかと思いきやこれがなかなかユニークな弁護士ドラマで。超人でもあり弁護士でもあるという立ち位置に葛藤しつつ、明確に能力に対して戸惑い時に苛立ち続ける姿はヒーローというよりも様々な立ち位置に揺れる等身大のキャラクターという感じでとても興味深い。マーベル世界における特殊能力犯罪やヴィランの更生といった、重箱の隅をつつく作劇も魅力的だった。
超人たちのセラピーだったり、能力に頼らない解決策だったり、ほどよい温度感でずっと楽しく観れたのだけど最終話が大好きなやつだった。1話目から一貫して第4の壁を破っていて正直このノリでMCUとして整合性取れるのかよ、と思ってたところで最後にあの境地まで行くのはだいぶ痛快だった。“自分の道を自分で選択する”をメッタメタでやってのけてたと思うし、この作品にはぴったりなシメだった。まぁでも、ちょっとマーベル疲れってこういうことかな?とも思った。これまでない角度からのメッセージと親しみやすさがあった。
ワーウルフ・バイ・ナイト
「マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション」なる聞いたことのない触れ込みでなんだか急に配信が決まっていた1本。モノクロかつクラシックホラーという導入で、主演は「バベル」や「オールド」のガエル・ガルシア・ベルナル、なかなか期待できる座組!と思ったけれども見せ方こそ新鮮であるけど、豪華なキャラクターの紹介トレイラーというような仕上がりでだいぶ拍子抜けしてしまった。しかしマンシングが登場からずっと可愛らしかったんで、今後出てくるのは超楽しみ。あのヌッとした登場を希望する。
アイ・アム・グルート
可愛すぎてやべえ。一生見てられる。
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