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【姿勢評価と分析〜なぜ姿勢は乱れるのか?〜スライド㉒・㉓・㉔ 立位姿勢を制御しているのは?】

Shape-labで開催している「姿勢評価と分析〜なぜ姿勢は乱れるのか?」セミナーのスライドに解説文を加え、ご紹介しています。

スライド22

□スライド㉒

立位姿勢を制御しているのは何か?を見ていきます。


スライド23

□スライド㉓

立位姿勢を制御しているのは、視覚・体性感覚・前庭感覚という3つの情報を巧みに利用して制御されています。

二足で立つ人の立位姿勢は支持基底面が狭く、重心位置が高いため、とても不安定な状態です。

そのためバランスを維持するためには、身体内部の状態・身体と環境との関係を常にモニターし、視覚・体性感覚・前庭感覚の絶え間ない調整作用が必要となってきます。

スライド24

□スライド㉔

立位姿勢時に、周辺視野だけに視覚情報を呈示した場合と、中心視野だけに視覚情報を呈示した場合、どちらが姿勢動揺量がおおきくなるか?を比較した実験があります。

*補足
周辺視野:広範囲な空間情報が得られる視野
     中心視野と比較すると解像度は下がる
中心視野:高解像な視覚像が得られる視野
     周辺視野と比較すると視野は狭くなる

周辺視野と中心視野、どちらが、立位姿勢時の姿勢動揺量が小さくなるのでしょうか?

実験によると、周辺視野の方が姿勢動揺量が小さかったことがわかりました。

逆に考えると、中心視野は姿勢動揺量が大きくなるため、姿勢を安定させるために筋肉が過剰に働くことが予想されます。

現代は、スマートフォンやテレビ、パソコンの普及により中心視野を用いる機会が増えています。

眼の使われ方が、姿勢や筋緊張に影響を与えることがわかります。

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