『貴方にストックを贈りましょう』
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彼女を初めて見たのは
もう、何十年も前のこと
制服を着て、友人と共に
桜並木を楽しげに歩く少女の姿
次に彼女を見たのは
必死になって人の荒波を歩く大人の姿
社会に出て一生懸命な貴方は
眩しくて、とってもかっこよかったよ
次に彼女を見たのは
シワシワになって微笑む老いた姿
穏やかにひだまりのような貴方は
暖かな雰囲気がとても素敵だったよ
次に彼女を見たのは
長い長い眠りについた姿
棺の中で満足気に笑う貴方の姿は
他のどんな宝石よりも輝いていたよ
最期に彼女を見たのは
僕が長い長い眠りにつく時
僕を迎えに来た彼女は
あいも変わらず美しかったよ
💐『永遠の美』💐
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