すぐ挫ける女の31文字。
「はねる」道 貫き進化したコイも
「にげる」を何度 選んだだろう
はねる、進化、コイ
と言えば、
そう。コイキング。
ポケモンである。
下は幼稚園児、上はアラフォー世代まで、
幅広い層に知られるこのキャラクター。
公式にも
「もっとも弱くて情けないポケモン」
とされている。
そんなコイキングがすごいのは、
攻撃力0のこの技を何度も何度も続け、
あるレベルまで達したときに
それはそれは強い竜になるというところ。
竜になれると知っていて跳ねるのか、
秘めた力が開花したのか。
(まぁ実際は皆その竜が欲しくて我慢強く育ててるだけであってまぁこの際細かいところはおいといてほしくって…まごまご)
コイキングの劇的な進化は
「努力は裏切らない」
「自分を信じ続ける力」
なんかを当時幼かった我々に教えてくれたのだろう。
けれど。
「短歌に挑戦してみようかな」
なんて思い立ってnoteを再開したものの、
いざ多くの人の短歌を詠ませていただくと、
本当に自分の紡ぐ言葉が稚拙で情けなく、
恥ずかしく感じてしまう。
「いやいやあんた素人なんだから当然でしょ」
「楽しめばいいだけじゃん」
と、自分でちゃんとツッコミも入るのだが、
これが私の悪い癖。
何事もこうして長続きしなかったり、
本当はやってみたいことにも挑戦できずにいる。
「イタイって思われてないかな」
「何目指してるんだろう私」
「どうやったらセンスって身につくのかな」
など、くよくよしてしまう。
「あの人ってすごいな」
周りの目も気にせず。
自分を信じて努力して。
頑張り続けられるって才能だ。
こう思うと、他人の輝きが強くて
苦しくなって辛い。
今の私は、
コイキングにこう言って寄り添ってほしい。
「僕ね、はねる以上に
実はにげるを選んだ数の方が多かったんだよ」