清潔感ある金髪よりも、すっぴん・黒髪の方が人に不快感を与えないのか?
職探しをしているとぶち当たる一つの壁
『身だしなみ』
これがかなりの曲者で、業種や雇用形態によってセーフの基準が大きく変わってくる。
黒髪をすっきりまとめてスーツを着ていればどこでも適しているかと言えばそうでもない。
美容師などのクリエイティブな仕事やアパレルでは適さないと判断されることも少なくないだろう。
ましてやヴィレバンのようなぶっとんだ系の書店のアルバイトの面接では、全く相応しくなさそうな気がする。
(いや、一周回って面白いと思ってくれるのか…?)
それはさておき・・・
私がいつも一番疑問に思うのはヘアカラーとデザインカット・メイクの判断基準について。
日本ではここ20年くらいの間でしっかりヘアカラーの文化は定着した。
昭和や平成初期であれば、少しでも髪の毛が茶色いと「不良」と言われるような時代だったようだが、この令和の時代においては多少髪色が茶色かったり明るいくらいではなんとも思わないようになったはずだ。
しかし採用の場、延いては接客業においては、いまだに『ヘアカラーをしていない状態』が良しとされている風潮があるように思う。
個人的な感触として「髪の色が明るいけど綺麗にまとめている人」よりも「髪の毛は染めもしないがまともに手入れもしない人」の方が良しとされいるようなこともある気がしている。
社会人のルールとしての「人を不快にさせない身だしなみ」というのは、「清潔感」が何よりも重要になってくる。
清潔感云々で言うと上記の「髪の毛は染めもしないがまともに手入れもしない人」よりも圧倒的に「髪の色が明るいけど綺麗にまとめている人」の方が見ていて気持ちがいいと個人的には思う。
美容に無頓着なのが一目でわかる「パサパサな白髪頭のすっぴんの女性」よりも、ちゃんと手入れが行き届いているのが一目でわかる「清潔感のある金髪で小洒落た女性」の方が安心感があるし、話しかけたいと思う。
学校の校則でもわかるように、日本では柔軟な対応ではなく判断基準をルール化して決めないと気が済まない風潮が強い。
「明るい髪色は人に不快感を与える、若しくは万人受けしない」
その価値観って昭和の考えではなかろうか?
女子アナは万人受けする格好をすると聞いたことがある。
時代は令和。
今の女子アナの格好も随分多種多様になった。
かつてのようにスーツを着用しているのが当たり前でもなくなったし、髪型も髪色も結構自由になっている気がしている。
東大の教授だって真っ赤な髪の毛の人も存在している。
ツーブロックの女性だってどんどん増えている。
対して、一般人の採用現場や接客業の身だしなみのルールはまだまだアップデートされない。
グローバル化だ、多様性だ、などよく耳にするけれど実際はまだまだ日本は変わっていないらしい。
(変わっている世界もあるんだろうけども)
追伸
パサパサの金髪で清潔感がないのは論外なことは私にでも分かっている。