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VUCAの時代を生き抜く鍵――マスターデータマネジメント(MDM)がもたらす組織変革
〜3月11日 00:30
マスターデータマネジメントの構築は70%が失敗すると言われているようです。「何故こんなに失敗するのか?」構築した経験者として思うことは、各部門の利害関係や組織文化、会社の風土、そして費用対効果が見えない事による判断の難しさ、経営層の理解の乏しさ等だと考えています。
「組織、会社を一枚岩にするにもトップダウンが必要。DXはそうゆうもの」とも言われそうですが、1番大事なのは現場を背負う覚悟だと思います。それが出来ないならMDMなんぞ手をつけずそっと閉じた方が良いでしょう。あるCDOはパンドラの箱とも言っていたくらいなので。いろんな場面で胃がキリキリする事が多いプロジェクトだと思います。また、noteを見るような大企業の経営者はいないと思いますが、現代のビジネス環境は、VUCA(ブーカ) と呼ばれる時代に突入しています。ご存知の通りVUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、そして Ambiguity(曖昧性) の頭文字を取った言葉で、未来の予測が困難な環境を示します。このような状況下では、従来の経験や勘に頼る意思決定は通用しません。正確なデータ に基づいた迅速な意思決定が求められる時代です。ただ、データは過去のものでしかありません。そこをベースとして感性や先を観る力、そして社会を観る力、そしてこんな時代だからこそ、夢や希望を熱く語る力が何よりも大事だと思います。それができるならデータなんぞ無くても良い。
ただ、世の中そんなカリスマは一握りです。みんながイーロンマスクやジョブズになれるわけない。だからこそデータを使って未来のストーリーを語る力がいると思うのです。そのためにもマスターデータマネジメントがいると考えています。熱く語るためのベースになるからこそ、マスターデータマネジメントは難しいんだと思います。
これから、多様な視点で何故マスターデータマネジメント(MDM)が必要であり、AI活用のためにも必要となるか?という視点にて記載をさせて頂きます。また、私は非エンジニアとして4年間この課題にゼロから立ち向かい、経営層を3度説得し、構築に至りました。何故、背負うと考えるに至ったか?その点も記載します。
このVUCAの世界で、企業が柔軟かつ確実に前進するための基盤となるのが、マスターデータマネジメント(MDM) です。
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2月9日 00:30 〜 3月11日 00:30
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