文化をつなぐ架け橋
みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
今日は歯医者に行きまして、もう3ヶ月以上通っているのですが、ようやく次回がラストとなりました。
先日仕事で千葉県の南部に行ったのですが、その際に数年ぶりに東京湾アクアラインを使いまして、一部がトンネルで一部が橋で神奈川県と千葉県を結んでいるのですが、ユニークなので、ご紹介します。
東京湾を突っ切る形で神奈川県の川崎市から千葉県木更津市まで結んでいて、川崎市側がトンネルで、木更津市側が橋となっています。高速道路のみで途中海ほたるパーキングエリアというのがあり、休憩や食事などはもちろん、東京湾の景色を一望できる観光地のような役割も担っています。
まずアクアラインを使った場合と、使わなかった場合の所要時間にどれくらい違いがあるのか見てみましょう。
横浜駅から木更津駅行きで電車とバスで比較してみます。
①電車で東京、千葉経由
横浜ー千葉(横須賀線・総武線67分)
千葉ー木更津(内房線37分)
千葉駅乗り換えを10分とすると所要時間1時間56分
②バスでアクライン使用
横浜ー木更津(52分)
つまり半分以下の時間となります。アクアライン部分のみなら30分足らずという所要時間であっと言う間についてしまいます。
アクアラインによる期待されたメリットとしましては、房総半島中部から東京・横浜へ通勤が可能となり、首都圏郊外として移住者も増える。東京・横浜側から房総半島中・南部にアクセスが容易となり、観光やゴルフなどに行きやすくなるというのがありました。実際は移住者はあまり増えず、房総半島から東京・横浜方面への観光客が増えたようです。
1997年の開業当初は1兆4000億円の莫大な建築コストもあったためか通行料が4000円と設定され、「行ってみたいけど、気軽にはいけないよね」という雰囲気がまん延し、推定交通量を大幅に下回りました。その後一時期森田健作千葉県知事が交通量を800円に値下げをさせたところ、4倍の交通量になったこともありました。
川崎側がトンネルになっているのは、橋ですと東京湾の船舶の往来や航空機の羽田空港の離発着の妨げになるためだそうです。
と概要は行ったことがなくてもだいたいニュースやネットでわかりそうですが、実際の個人的な感想をお話します。
まず、海ほたるPAですが、最近はわかりませんが開業当初はお正月などは観光地化してやたら混んでニュースになっていましたが、先日は平日でもあって、かなり空いていました。鉄筋があちこちサビがひどく、海風にさらされていると年月が経つとこうなるんだなぁということに気づきました。
また景色も京浜工業地帯の川崎のほうは海岸沿いは人工島と工場、倉庫などが目立ちますが、木更津のほうは漁船や潮干狩りなどができるため海の雰囲気が全然違います。(海岸に巨大な工場が並んでいるところもありますが)どうにか東京・横浜方面から観光客を呼ぼうと木更津にはアウトレットもあります。街並みだけでなく、時間の流れもどこかほんわかしているような印象を受けました。
そう、同じ東京湾で東京・川崎・横浜側の無機質でわちゃわちゃした感じと木更津側の自然豊かなほんわかした雰囲気が対象的で、なぜならアクアライン自体が比較的新しく、その上で木更津側が目論見どおりベッドタウン化しなかったことが、いまだに短時間で別空間に行けてしまうというユニークな架け橋なのかもしれません。
それではまた。