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長い間破られなかった日本記録にヒントが
みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。
今日は雨が降ったり止んだりして、ここ数日ではいくらか暑さが弱くて過ごしやすい感じがしました。
梅雨は嫌な気もしますが、水の確保や温度を下げるなど、いろいろな意味で必要ですね。
今月中旬に世界陸上競技選手権がアメリカオレゴン州で開幕します。
世界一を競うアスリートの中で日本選手の活躍にも期待したいですね。
長い間日本記録を保持し続けた男子短距離の選手について話します。
100m 10秒00 1998年 伊東浩司
9秒98 2017年 桐生祥秀
9秒台目前でなんと19年も足踏みしたのですね。
200m 20秒03 2003年 末續慎吾
現在も日本記録
こちらも19年続き、いまだに破られていません。
伊東浩司選手は28歳で樹立 アジア大会で優勝
末續慎吾選手は23歳で樹立 世界陸上で銅メダル
それぞれの走りの特徴は,
伊東
『ナンバ』の動きを取り入れたとされるが、右足(左足)と右腕(左腕)を同時に同方向へ動かしているわけではない。実際に伊東が取り組んだ走法は、例えば右足が前に出るとき同じ側の胸を脚の上に乗り込ませるようにするもので、その時に自然と右腕は後ろに引かれるが内旋動作がはいるために大きく振ることはできない(意識的に腕を振らないと思われがちだが結果的に大きく動かないだけである)。脚と腕が同方向へ同時に動けば人体構造上、走ることはもちろん歩くことも不自然かつ困難であり所謂『ナンバ走り』ではない。また肩の動きを抑えていると言われる事もあるが、実際には上記の理由により例えば朝原宣治などの走り方と比べれば結果的に大きく前後に動かないだけであるが、逆に上下には大きく動いており、しかも正面から見た場合には頭から足まで波打つように大きく揺れている。 脚を高く上げない走法でも知られるが、これはネグロイドに比べ骨盤が後傾しがちな東洋人には不向きであるとの理由であるとされる。
末續
日本に古くから伝わる武術から考え出した『ナンバ』の動きを取り入れているとされるが、右足(左足)と右腕(左腕)を同時に同方向へ動かしているわけではない。実際に高野と末續とが取り組んだ走法は、例えば右足が前に出るとき同じ側の胸を脚の上に乗り込ませるようにするもので、その時に自然と右腕は後ろに引かれるが内旋動作がはいるために大きく振ることはできない(意識的に腕を振らないと思われがちだが結果的に大きく動かないだけである)。脚と腕が同方向へ同時に動けば人体構造上、走ることはもちろん歩くことも不自然かつ困難であり所謂『ナンバ走り』ではない。また肩の動きを抑えていると言われる事もあるが実際には上記の理由により例えば朝原宣治などの走り方と比べれば大きく前後に動くことはないが、逆に上下には大きく動いており、しかも正面から見た場合には頭から足まで波打つように大きく振られている
二人は東海大学の先輩後輩ですが、伊東が記録を出したのは社会人になって5年以上経っているのに対し、末續は1年目と早く、大ブレイクの時期はだいぶ異なりますが、特徴がよく似ていることがわかります。
忍者のようなナンバ走りに近い走法が、体格が不利と言われる日本人でも素晴らしい走りができるということを証明したと言えます。
つまり恵まれた体格をフル活用するようなウサイン・ボルトの走りを目指すのではなく、日本人に合う走法を磨き上げることで、20年近く破られない大記録を出せたのです。
しかも一人ならまだしも二人もです。これは間違いないですね。
このことに気づけば、目指すところは見えてくるでしょう。
100m 9秒8台
200m 19秒台
出せるはずです。近い将来に期待したいです。
それではまた。
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